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ドラマ途中のCM挿入禁止


2011年11月29日付け、四川新聞網

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最近数日、噂された広告規制がとうとう現実となった。昨日、放送テレビ局総局(広電局)は正式に各放送局に「放送テレビCMの放送管理方法に関わる補足規定」を通達し、2012年1月1日より、全国各テレビ放送局で放送されるテレビドラマにおいて、ドラマの途中にあらゆる形でのCM挿入を禁止した。この規定は、広電局がこの2年間に出した3回目のテレビCMに関する規定である。目的は「視聴者のニーズに応えるため」とのこと。通達を受け、多くのテレビ局は規定を厳正に適用すると表明しており、既にCMに関わる調整作業に着手している。

■テレビ局の損失は200億元以上

来年1月1日より、視聴者はテレビドラマを観る際、途中でCMによって中断されることはなくなる。これは確かに良い事ではあるが、各テレビ局にとっては、手続きが既に終わった2012年度のCM広告契約は、この新しい規定によって、速やかな見直しを余儀なくされている。

以前、あるメディアの報道によると、この新規定は直接的にテレビ局に約200億元の損失を与えるという。昨日、業界関係者の発言によると、湖南、浙江、江蘇、安徽の4衛星テレビ局だけでも、広告収入の損失は22億元に上るという。また、別のメディアでは、中国中央テレビ(CCTV)のドラマ中のCM広告契約金額は7.43億元に上り、某酒造会社が契約したゴールデンタイムのドラマ中のCM枠は1.5億元と報じている。

広電局は昨日の通達の中で、2012年よりテレビドラマに挿入されるCMの中止に向けて、各テレビ局に対して2012年度のCM広告販売の見直し、ドラマ放送時間から挿入CMの放送時間削除、番組とCMの放送時間の再調整、広告契約の見直しなどの対応を求めている。

■失ったCM枠をどうするかは、まだ調整中

これより前に、江蘇衛星テレビ、天津衛星テレビの広告部責任者はブログで前倒しでテレビドラマの挿入CMの廃止を宣言している。両局は、削減されたCM時間はドラマの前または後に追加されることはなく、それによる収入減を視聴者に負担してもらうこともないとしている。江蘇衛星テレビ局を例に計算すると、当該局は毎晩3コマのドラマを放送しており、失われるCM時間は6分半となり、直接的損失は最低でも1億元を超える。

昨日、浙江衛星テレビの広告担当責任者は記者に対して、浙江衛星テレビのドラマ挿入CMの契約金額は5億元あまりに達するが、広電局の規定は必ず遵守すると話している。当該責任者によると、当該局は既に広告契約先と挿入CMについて調整に入り、全てのテレビ局は同一条件に置かれるので、影響はそんなに大きくないと見ている。しかし、広告主が広告の効果に対する見方がどう変わるかは、まだ未知数である。

湖南衛星テレビのドラマ担当の担当者もブログの中で広電局の規定にしっかり対応すると表明している。ただ、どう調整するかは、まだこれから協議するが、当該担当者によると、来年1月1日から湖南衛星テレビはもともと大改革が計画されており、放送番組も大きく変わる可能性があるという。また、テレビ局の関係者が成都商報の記者に語ったところによると、この規定はテレビ局間の競争に与える影響は大きい。ドラマの制作費が高騰する中、作品の購入に広告収入を大きく依存している局もある。しかし、これは実力のあるテレビ局に優良コンテンツが集まるという結果にもつながる。

■広告は自由度の高いインターネットに流れる

確かに来年から視聴者はCMに邪魔されることなく、ドラマを最初から最後まで途切れなく観れる。しかし、各テレビ局も来年から損失を回避するために何らかの措置を講じる可能性があり、コマとコマとの間のCM枠を拡大するとか、予告前のCM時間が増えるとか、タイトルに商品名を付けるドラマが増えるとか、ドラマにCMを埋め込むなどが考えられる。

また、ドラマ挿入CMの禁止は、動画サイトにとって大きなチャンスとなる可能性がある。広告は自由度の高いインターネットに流れるかも知れない。優酷(中国動画サイト)副総裁魏明は以前メディアのインタビューに対して“テレビCMに対する規制が強化されることは、動画サイトにとって有利な動きであり、来年はもっと多くの広告を投入し、広告単価を上げることで、増収につなげたい”と話している。

 

ソース:http://news.sina.com.cn/m/news/roll/2011-11-29/060523541306.shtml

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