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中国三大都市の生活満足度調査結果


2011年12月8日付け、新京報

生活満足度調査

先月、広州社情民意研究センターは、北京・上海・広州で個人生活に対する満足度調査を実施し、昨日その結果を発表した。中国の高い生活水準を代表する三大都市、北京、上海、広州において、住民生活に対する満足度は二極化する結果となった。都市の「人生価値の実現機会」を例に取ると、高収入のエリート層の満足度は81%に達し、低所得者層ではわずか18%であった。

今回の調査は電話で北京、上海、広州のそれぞれ2001名の市民に質問し、質問には、基礎生活、人間関係、社会参加、公共サービス、人生価値など、7分類23項目が含まれている。

三大都市間で比較すると、北京住民が主に感じる生活上の不満は、収入の水準、交通の利便性、医療環境、社会福祉と保障であった。上海と広州では、特に医療環境に対して強い不満を感じている。

■高収入層の満足度が高い

三大都市の平均収入レベル、消費レベルに差異があるため、調査では、回答者に自分の収入レベルに点数を付ける手法を取っている。

その結果、収入レベルは生活満足度を左右することが分かった。生活条件を例に取ると、個人の住宅状況、個人の収入、社会福祉と保障の3項目で、低収入者層は不満が満足を大きく上回り、一方、高収入者層の満足度は8割に達する。

■公務員の満足度が高い

調査では、個人経営、弁護士、会計士を「自営業」と定義し、回答者を「体制内」と「体制外」の分類した。
結果では、「体制内」、すなわち公務員は、個人の住宅状況、医療環境、勉強就業などの6項目の満足度は、ほかの業種より高かった。

一方、平均収入は公務員より高い「自営業」と「外資企業就業者」は将来に対する不安なのか、社会福祉と保障に対する満足度は、それぞれ26%と23%と低かった。

■公共サービスの評価は高くない

(インタビュー)王文俊 ※調査責任者

新京報:今回の調査の誤差率はどのぐらいですか?中に流動人口は含まれているのか?

王文俊:調査は電話アンケートの手法を採用し、居住する住民の生活状態を把握するのが目的なので、戸籍を持たない流動人口も含まれる。また、今回は都市部の生活状況が調査範囲なので、郊外や村、町は含まれない。各市の伝統的住宅区域も都市化しており、今回の調査のカバレージは9割以上、誤差率は3%以内に抑えている。

新京報:北京、上海、広州の共通はなんでしょう?

王文俊:三大都市の高収入層と中低収入層、つまり富裕層と貧困層の生活に対する感想は、特に生活条件や人生価値で大きな差異が認められた。富裕層は共通して生活に対する優越感があり、貧困層は逆にネガティブな感想を持っている。各都市の個人収入レベルに対する満足度は比較的低い。人口割合がもっとも多い中間所得層は、全体的に生活に対していい感想を持っているが、満足度は高所得層との距離は遠く、低所得層に近い。

新京報:都市で収入が生活の質と人生の質を決定するということか?

王文俊:調査項目は回答者個人の生活体験から出た感想であり、回答者の社会状況と社会待遇の客観的評価は反映されていない。よって、調査結果は現代都市の構造、矛盾または社会問題を代表しているわけではない。
ただし、ひとつ軽視できない問題は、三大都市ともに公共サービスに対する評価は高くないことにある。住民のニーズが公共サービスに反映されてないことを表している。これは、医療、教育、交通と公共サービスは、以前三大都市の市民生活を改善する重要な課題であることを示している。また社会参加機会も遅れているので、個人の意見を吸い上げるチャンネルを増やし、市民が公共サービスに関与する機会を増やすことが求められる。

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