“チャイナなう”編集室 当サイトへの広告掲載に関するご相談は編集室まで!

行政公式ブログ年間報告


2011年12月13日付け、新京報

公式グログ

昨日、人民網による初の行政公式ミニブログ(ミニブログ=微博、以下ブログという)に関わる年間報告が公表された。2万余りの政府機関や公務員のブログを対象に、項目別に点数を付け、トップ10を発表した。

北京公安局の公式ブログ「平安北京」は政府部門で堂々の一位、雲南紅河州常務委員で宣伝部長である伍皓氏の個人ブログ「伍皓紅河微語」は公務員部門でトップ、北京環境保護局副局長杜少中の個人ブログ「巴松狼王」も10位に入った。

■フォロー者数と影響力が評価基準

2011年は行政公式ブログ元年。人民網が新浪微博のデータを基に、中国初の行政公式ブログの年間報告をまとめた。年間報告では、ブログの発信件数、フォロワー数、活性度、転送回数、応対力などを基準に評価した。

統計の結果、「平安北京」、「中国国際救援隊」、「外交小灵通」の3ブログは行政公式ブログのトップ3となり、「伍皓紅河微語」「朱永新」「陳士渠」のブログは公務員ブログのトップ3となった。

■「巴松狼王」は誠実冷静

今年1月5日に開通した北京環境保護局副局長でスポークマンである杜少中のブログ「巴松狼王」は公務員部門で第10位となった。フォロワーとの交流が評価され、冷静かつ誠実に対応できていると評価された。人民網によると、北京PM2.5事件の処理にあたって、一般市民からの厳しい意見に対しても、杜氏は誠意を持って聞き入れた。

■公式ブログはピラミット状に

報告書によると、中国各地政府の公式ブログは、全体的にその地域の経済、政治の発展状況と合致していることが分かった。東部、南部、北部の沿海地域の政府公式ブログ(官微)は内陸部や西部地域よりレベルが高く、北京市の行政公式ブログ数は全国首位であった。

また、行政公式ブログは全体的にピラミット状になっている。県以下の行政機関の公式ブログ数が一番多く、県の処長レベル、局長レベル、省、部長レベルと、職位が上がるに連れてブログ数が少なくなる傾向がある。

■行政公式ブログ トップ10

1位 平安北京 ・・・ 北京市公安局官方微博

2位 中国国际救援队 ・・・ 中国国际救援队官方微博

3位 外交小灵通 ・・・ 外交部新闻司公共外交办公室

4位 上海地铁shmetro ・・・ 上海申通地铁集团运营管理部官方微博

5位 成都发布 ・・・ 成都市政府新闻办公室

6位 广州公安 ・・・ 广州市公安局官方微博

7位 打四黑除四害 ・・・ 公安部“打四黑除四害”专项行动办公室

8位 深圳公安 ・・・ 深圳市公安局官方微博

9位 南京发布 ・・・ 南京市委宣传部新闻发布官方微博

10位 中国旅游 ・・・ 国家旅游局官方微博

■公務員個人ブログ トップ10

1位 伍皓红河微语 ・・・ 伍皓(云南红河州州委常委、宣伝部長)

2位 朱永新 ・・・ 朱永新(全国人大常委、民进中央副主席)

3位 陈士渠 ・・・ 陈士渠(公安部打拐办主任陈士渠)

4位 段郎说事 ・・・ 段兴焱(九江市公安局民警)

5位 孙云晓 ・・・ 孙云晓(中国青少年研究中心副主任、研究员)

6位 鞍钢郭明义 ・・・ 郭明义(全国优秀共产党员、感动中国人物、“雷锋传人”)

7位 叶青 ・・・ 叶青(湖北省统计局副局长)

8位 巴松狼王 ・・・ 杜少中(北京市环保局副局长)

9位 陈明德 ・・・ 陈明德(全国政协常委、民建中央原副主席)

10位 中一在线 ・・・ 金中一(海宁市司法局长)

■問題点

しかし、一部の行政公式ブログは幽霊サイトと化し、何カ月も更新がなく、三日坊主で終わってしまうサイトもある。現在、行政公式ブログのロゴに統一性がなく、ブログ名、承認手続き、位置付けなど明確な規定がない。そのため、発言者の立場、個人的なコメントか、公式的なコメントなのかが曖昧なブログも多く散見された。従来のプロパガンダの発想から抜け出せず、一方的なコメントが多く、ネット市民のコメントを無視したり、ひどい場合は、書き込み機能を止めたりするケースもある。決まり文句を繰り返したり、官僚用語で済ませたりするなど、不適切な応対発言もある。幹部がブログに対する認識が不十分である、部門間で責任を押し付け合う、部門間の連携不足、運用プロセスにルールがない、などの問題点が認められる。(政府実務ブログ年間報告より)

■個別案件

「平安北京」がかつて、一日で1000人のフォロワーを失ったことがある。昨日、行政公式ブログのトップとなった「平安北京」の責任者がブログの運営について説明した。

関係者趙峰氏の説明によると、「平安北京」は開始当時、各部署からITに精通した職員を選抜し、ブログ担当者に任命した。

ブログは24間体制で運営するため、輪番制で昼のグループと夜のグループに分かれて対応した。総勢10名の担当者は、6人が昼間を担当し、残りは夜を担当した。

開始当時は、毎日3、4件のつぶやきを発信し、内容は主にネットからの質問に答えるコメントだが、時にはネット市民と交流するため話題を取り上げることもあった。それから段々発信件数が増え、ある時、ブログで中継をしたため、余りにもたくさんのコメントが寄せられ、一時、正常にアクセスできなくなる状態が続いた。その結果、1日で1000人のフォロワーを失った。

これを教訓に、専門家の提案に従い、今では毎日10~15件の発信に制限するようにしているという。

■ネット上と実行部門の連携

責任者趙峰氏によると、「平安北京」の運営が軌道に乗るに連れて、幾つかの定番番組も誕生した。例えば、「平安北京放送」というコンテンツでは、警察分野の専門家を招いて、ネット上で日常生活に役立つ情報を発信している。

それと同時に、「平安北京」もネット以外のイベントも開催している。例えば、警察基地の見学、警察との懇親会、出稼ぎ農村労働者の子供たちへ本を寄付するなど。

「平安北京」開始当時は、すべての問い合わせに返信する方針としていた。しかし、フォロワー数が百万人を超えた今、それは非現実的となった。今はアクセスを、①ただの「あいさつ」、②問い合わせで返信が必要、③具体的な事項に対する要望で業務上の対応が必要、④警察に反感を持つフォロワー、の4種類に分けている。

「平安北京」はフロントオフィスのブログとバックオフィスである実行部門を繋ぐ業務フローシステムを導入した。例えば、ネット上で「助け」を求めるコメントがあると、ブログチームは受けた情報をただちにバックオフィスの実行部門に連絡し、実行部門は定められた時間内に状況を確認し、フロントオフィスに報告し、ブログチームはブログでコメントに返信する。この方法で、すでに200件以上の案件を解決し、3万件以上の問い合わせに回答した。

■政府公式ブログの標準化

報告書では、公式ブログは共通の運用手順を策定し、標準化すべきだと提案している。行政公式ブログの位置付けを明確化し、必要な関連法規を整備する。公式ブログの運営を法律、政策、制度との整合性の取れた運営を目指すべきであると。具体的には、海外諸国の事例を参考にガイドラインを導入することが挙げられる。英国政府が2009年発表した「政府部門twitterガイドライン」のようなものが参考となるだろう。

人民網はさらに、政府高官のブログは人気ブロガーの運用と同じように、組織的に運営管理する方法があると提案した。ただし、これはあくまで本人の価値観や性格と整合するように運営管理しなければならない。

政府部門や公務員が相次いでブログを開設する「大躍進」現象に対して、人民網関係者が「政府ブログは社会の不満や不安をやわらげる効果があり、ドライになり過ぎている社会に潤いをもたらす効果がある」との見解を示した。

 

ソース:http://news.sina.com.cn/c/2011-12-13/023623620683.shtml

 

チャイナなう編集室