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公費医療にメス!


2011年12月23日付け、新京報

公務員医療

北京市は、社会保障の「十二次5カ年計画」案を昨日発表した。2012年1月1日より、北京市の公費で医療を受けていた公務員は全部一般職員の医療保険に編入される。この政策は、市の職員、及び公営企業、公立病院、大学教授、約22万人が対象となる。医療保険編入後、ほかの民間職員と同じように医療保険料を支払い、病院で診察を受ける際に社会保険カードを提出しなければならない。

■市立大学の学生は対象外

22日午前に開催された「北京市社会保障の十二次5カ年計画案のプレスリリース会」で、北京市人力社保局医療保険所所長蒋継元氏は、北京市の公費医療改革は新たな一歩を踏み出したと述べ、元旦より北京市に所属する公務員は全て職員医療保険に編入されることになった。

これまで、北京市の公費医療を受けているのは、北京市公務員、公営企業、公立病院及び公立大学職員(教授と学生含む)であった。元旦以降は、公立大学の学生を除き、ほかの職員はすべて職員医療保険料を支払うことになり、公費医療を受ける待遇が取り消されることになった。この措置は22万人の公費医療受益者が影響を受けることになる。

■医療待遇を医療保険に合わせる

公費医療は一種の無料医療保障制度で、保険料を払うことなく医療保険の控除を受けることができる。職員医療保険に編入されると、対象者はほかの職員と同じように、医療保険料を支払わないと、保険控除を受けられなくなる。

蒋氏は、編入後、医療費負担は従来と変わらないと説明する。社会保険カードを提示することで、職員医療保険の待遇で然るべき控除を受けられる。違うのは、国の政策により、職員医療保険に編入される公務員は、更に特別医療保険の控除を受けることができるという。

いま、市公務員に対して社会保険カードの配布を開始した。来年元旦より、病院に診察に行く時は当該カードで清算することになる。”これで、公費医療は完全に一般の職員医療保険制度と一体になった。”と蒋氏が言う。

公費医療が職員医療保険に統合されると、公費医療対象者は、もっと多くの病院を選択できるようになり、カードで清算するので、治療費の立替をする必要がなく、会社に請求する必要もなくなる。最も重要なのは、従来の公費医療における過剰医療、過剰請求などの問題が改善されることにある。

■次は国家公務員の公費医療改革

平谷区が2009年から試行的に実施したのを皮切りに、2010年に北京市全体で医療改革に着手した。市内16の区や県は次々と医療保険への統合を実施した。2010年末まで、区県レベルで約45万人の公務員が職員医療保険に編入された。

現状、北京市で公費医療を受ける職員総数は約100万人。区県と市の累計は67万人にのぼる。来年元旦より、市の公費医療受益者が職員医療保険に編入されることは、北京市以下の公費医療に関わる改革は基本的に完了することになる。残り33万人の公費医療受益者に対する改革措置は、今後の北京市の課題となる。

■もっと多く病院を選べる

公費医療は保険料を払わなくて済むが、医療保険は企業や個人が保険料を負担しなければならない。これに対して、北京の公営企業に勤める王氏は少し失望している。彼は統合後、医療水準が下がるのではないかと心配している。やはり医療保険は自己負担があり、しかもある程度の割合である。”しかし、ほかに特別医療保険控除もあるらしいので、最終的に待遇がどう変わるんだろうね。”

一方で、王氏は医療保険の方が公費医療より便利なところもあると認めている。以前、公費医療が受けられるのは1、2軒の病院しかなく、しかも経費請求などの手続きもかなり面倒臭い。まず、自分で立て替えた後、診断書をもらって会社に医療費を請求するので、何ヶ月もかかり、場合によって、半年経ってやっと医療費の清算が終わることもある。医療保険に編入すると、もっと多くの病院を選ぶことができるようになり、保険カードで医療費を支払うのはとても便利だ。

■医療保険の保障率は7割

昨日の発表会で、北京市人力社保局副局長孫彦氏は、北京市は医療保険の保障レベルを高め、特に市民の入院費用の保障を大幅に改善するため、計画では医療保険の保障率を一律70%に引き上げると説明した。保障上限も恐らく一律17万元までに引き上げられるだろう。

現状、高齢や失業中の北京市民は入院した場合、初めに1300元を支払い、それを超える部分の60%は保障対象となり、その上限金額は15万元であった。学生や子供は、最初に650元を支払い、超過分の70%が保障対象で、上限は17万元であった。

北京市はまた、企業年金の普及率の拡大を計画しており、中央政府の指示に従い、企業年金制度を整備し、年金保険の加入を奨励する。

このほか、社会保障法に従い、北京市は市内と農村住民の年金保険(養老保険)の管理レベルを引き上げ、区県レベルから市レベルに引き上げる。

 

ソース:http://news.sina.com.cn/c/2011-12-23/042723679724.shtml

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