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公営住宅建設が減速する?


2011年12月24日付け、人民網(人民日報海外版)

公営住宅

2012年に新たに建築される公営住宅と老朽住宅の改造は、計700万世帯以上とする。この数字が発表されると、社会から広く注目を集めている。

700万あまりの公営住宅の建設目標は何を意味しているのか?住宅と都市建設政策研究センター主任秦虹氏は、23日の取材の中で、この質問に答えた。

■建設工事の件数は相当な数

2011年に1000万世帯の建設目標と比べると、来年新規建設する700万世帯は少し少ないように見える。これは、政府が公営住宅の建設を減速させる意図があるのか?

秦氏は、新規工事件数は確かに減ってはいるが、2012年の建設規模は巨大で、投入する建設資金も今年より多いと説明する。住宅建築は2~3年の周期があり、ざっくり予測したところでは、来年施工される建設工事量は約1800万世帯で、これには2009年に工事が開始し、今年に竣工する案件や、2011年に着工した物件が来年も建設工事が続く案件も含まれる。よって、公営住宅に力を入れなくなることではない。

公営住宅の建設計画は需要に応じて申請され、需要に応じて少しずつ追加される。資金、土地、建設中工事などの要素を考慮した上で、総合的に計画される。また、鉄道部門が抱える老朽住宅の改築も計画の中に入れている。住宅と都市建設部の要求に従い、来年新規着工する案件は遅くても11月末までに全面着工しなければならない。着工基準は今年と同様、建物全体の枠組みが1/3完成していること、全体の1/3の階層が着工していること、1/3の基礎工事が始まっていること。

■工期遵守、工事品質、社会インフラ整備に資金を投入

住宅需要より、2012年公営住宅は500万世帯以上必要であり、竣工量は今年より多い。公営住宅工事の拡大に従い、工程品質監理、リソース配分、工事進捗管理は厳しい試練に直面している。特に社会インフラの建設工事もどんどん膨らんでいる。

現状では、公営住宅は周辺交通機関や外部設備設置などのインフラが遅れている現象が存在する。一部の公営住宅は市中心から比較的に遠く、周辺社会インフラが並行に整備されないため、公営住宅は建設後もなかなか入居されない。入居しても、生活はとても不便である。

秦氏は、2012年は着工件数を減らしたのは、もっと多くの資金は、工期の遵守や、工事品質を維持するのに使われることを意味し、低所得者にも便利な生活を享受できるようにする狙いであると述べた。同時に、余った資金は公営住宅周辺の社会インフラに投資することができる。これは工事の速度を速める効果と、工事品質を確保する効果があり、公営住宅対象住民がもっと便利な生活できるようになるという。

■5カ年計画の実現に丁度いいペース

計画により、十二次5カ年計画期間中に3600万世帯の公営住宅を建設する予定である。秦氏は、来年は十二次5カ年計画の2年目、前2年で1700万世帯の公営住宅が着工したが、これでほぼ5カ年計画の半分が達成した計算となる。そのため、2012年に700万世帯を新規着工することで、5カ年で計画を達成するには、丁度いいペースである。

2011年は1000万世帯の公営住宅が着工したが、ひとつは公営住宅の供給を増やし、低所得者の住宅問題を早く解消する狙いがあり、もうひとつは、不動産市場の動向を考慮し、多くの公営住宅を供給することで、住宅需給のアンバランスを緩和し、不動産投資の下落が経済発展にマイナス影響を及ぼすのを防ぐ狙いがある。

秦氏は、2011年に1000万世帯の公営住宅を着工させたことで、住宅市場に対する政府のメッセージが充分に伝わったという。これで、不動産市場の動きが幾分安定し、中低所得者層の住宅価格の高騰に対する懸念が大きく和らいだ。このような状況の中で、公営住宅の供給ペースを少し緩めることができた。

 

ソース:http://news.sina.com.cn/c/2011-12-24/040323686363.shtml

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