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開発案件の環境保護審査を厳格化


2012年01月04日付け、 新京報

2012.1.4北京環境審査

先ごろ、北京市「第12次5カ年計画期における環境汚染物質排出総量削減実施法案」が公表された。これによると、環境影響評価審査を通過していない新プロジェクトに対して、着工の許可、各種許認可証の発行、電気や水道の供給も認めないこととしている。また、北京市管轄の各行政機関に‘軍令状’(強制令)を発行し、2015年をめどに、排出削減目標の達成を目指す方針だ。

2012.1.4北京削減目標値<図:北京における5年後の大気汚染物質削減目標値>

■排出量削減目標が未達成の場合、許認可証の発行制限も

「法案」では環境影響評価制度(環境アセスメント制度)を厳格化するとしている。環境審査を完了していない投資プロジェクトに対しては、着工の許可、操業許可証、安全生産許可証、汚染物排出量許可証の発行を認めず、金融機関による融資の禁止や電気、水の供給も認めない等の内容も盛り込んだ。「法案」では環境審査許可の前提条件として、汚染物排出総量目標の達成を掲げている。重点産業における主要な汚染物質の排出を伴う新プロジェクト、変更および拡張プロジェクトについては、環境審査を受ける前に、排出量の目標を達成しなければならない。年度目標が未達成の企業や、排出量削減重点プロジェクトが責任書どおりに実施していない地域、企業に対しては、段階的に認可制限を設けることとしている。

■環境保護関係者:一部の排出量審査は形式にすぎない

中国の法律によると、環境に影響を及ぼす建設プロジェクトに対しては、環境評価審査を受け、プロジェクト実施後の環境に与える影響を分析、予測、測定を行った上で、悪影響を予防するとともに、一定の措置により、排出量を削減し、追跡調査を実施することが義務づけられている。

「法案」には環境審査による許認可を得ていないプロジェクトに対する罰則についても盛り込まれている。一部の関係者は、「事実上、未許可で着工に踏み切ったプロジェクトもあり、審査の厳格化については好感を示しているものの、環境評価の質の面を重視するべきだ」と指摘している。また「すべてのプロジェクトについて審査が義務づけられているにもかかわらず、ゴミ焼却のような国家プロジェクトに『グリーン通路』を適用されていることも多く、環境評価は形式にすぎない」と不満をもらす。
*グリーン通路:内需拡大を促進するため新規事業の環境許可手続きを速める措置

 

ソース:http://news.sina.com.cn/c/2012-01-04/023323741696.shtml

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