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給与不払いは110番へ


2012年1月5日付け、人民網

警察に感謝状

(写真)吉林、内モンゴルから来た50数名の出稼ぎ農民が瀋陽公安局(警察)に旗を送る。

瀋陽には約135万人の出稼ぎ農民工がいる。その中で、建設工事に従事する人たちは延べ30万人いる。近年、農民工の権利を侵害する事件、特に給与不払い問題が日々深刻化する傾向にある。一般的に組合や社会公益団体が給与支払の請求交渉を行うことになっているが、故意に給与支払いをしない企業に対して、団体交渉力や強制力に限界がある。司法に訴えるにしても、手続きが煩雑であるため、多くの農民工は企業の給与不払いで途方に暮れている。一部過激な行動に出る人たちもいるが、思った効果を揚げていないようだ。

2010年4月、瀋陽市公安局は、110番で給与不払いの申告を受け付けると発表した。同時に、各エリアの民間警察、派出所所長、及び区や県の公安局局長の電話を公開した。公安が農民工の給与請求問題に関与することは、当初物議を醸し出したが、その効果は徐々に出始めている。

”給与を請求するなら、110番すればいい!”瀋陽では、この言葉が農民工の間に広く知られるようになった。2010年瀋陽市公安局が声明を出してから昨年年末まで、わずか2年足らずの間に、瀋陽警察は給与不払い争議計543件を解決し、2万5千人の農民工に計4.08億元(約50億円)の給与支払いを命じたほか、悪質な給与不払い企業を厳しく処分した。

”瀋陽の著しい発展は、130万人の農民工のお陰である。彼らは家の大黒柱であり、給与がもらえなかったら、家族たちはどう生活すればいいのか?党・政府の信頼はどこに行ったのか?法律の力はどこに行ったのか?汗を流してくれた農民工に、涙を流させてはならない!”瀋陽市副市長、公安局局長許文有氏はこう語る。”農民工は我々の親戚のようなものだ。我々は親戚に対して責任を果たすべきだ。”

公安が農民工の代わりに給与支払を請求することに対して、当初異なる意見もあった。”これは治安と関係ない業務であり、経済活動に関わる紛争に警察が介入するのは如何なものか?”しかし、昨年5月1日の修正刑法が施行されてから、悪質な給与不払いに対して刑罰を設けたことから、瀋陽警察は明確な法的根拠を手に入れ、民意に沿った取り締まりができるようになった。

警察が介入するようになってから、ディベロッパーや建設会社がなし崩し的に給与を踏み倒す現象は見られなくなった。”悪意に給与を踏み倒すと、拘置所に入れられるので、もうしないよ!”数度に渡り給与を滞納した下請け企業の担当者はこう語る。

瀋陽市農民工保護センター主任の傅宏寧氏は、”公安局は法に基づき断固介入することで、農民工はかなり心強くなったのではないか。”と語る。

 

ソース:http://news.sina.com.cn/c/2012-01-05/093523749784.shtml

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