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中国製リニアモーターカー、デビュー!


2012年1月21日付け 北京日報

リニア

湖南省株洲市にある中国南車株洲電力機車有限公司で20日、中国が独自で開発した初の中低速リニアモーターカーが完成した。

今回完成した車両は三両編成で、最高時速100キロ、乗客定員は最大600人だ。グレー、白、赤の三色からなる車体、流線型車両。一見、特別な部分はないように見えるが、車両内はゆったりとしたスペースで、ベージュ色の柔らかな座席シートは快適だ。乗客が車外の景色を楽しめるように工夫されている。

800名の設計技術者が5年の歳月をかけて完成させたこの車両には、数多くの革新的技術が盛り込まれている。

脱線や横転を防止できるよう、車両の下方から「鉄の腕」2本でレールを抱え込むような設計を採用した。また、砂塵や雨、雪など悪天候下での運行にも適しており、小回りも利く。研究開発担当者によると、航空機の設計技術や製造技術を導入し、独自の操縦コントロールシステムを開発し、軽量化にも成功した。卵の殻を参考にした支柱構造により、地下鉄同様の積載能力を実現しながら、車体重量は15%減となった。

開発した会社によると、今回の新型リニアモーターカーは電磁石の力で車体を空中に「浮かす」ことで、摩擦ゼロ、排気ガスゼロ、騒音ゼロの安定走行を実現。環境に優しい低炭素型のこの交通技術は世界で支持されている。リニアモーターカーはまさに、都市の交通機関に対する多様なニーズに応えるために開発されたものだ。今後、同社は高い技術力と産業技術間の提携を活かし、最終的にリニアモーターカーの産業化を図ろうとしている。

現在、世界では中国を含めて4カ国のみが中低速リニアモーターカーのコア技術を所有している。プロジェクト責任者の劉友梅氏は、プロジェクト当初は開発に対して疑問の声があがったと振り返る。しかし、社会の発展にともない、人々にその必要性が認められるようになった。中レベルの輸送力を持つリニアモーターカーは極めて大きな市場が期待できる、今の時代にふさわしい交通機関だと劉氏は胸を張る。このリニアモーターカーは、同一都市内、短距離都市間、観光地などの走行に適した環境に優しい交通機関である。すでに一部の観光都市と商談も進んでおり、国内に先駆けて海外で導入することも視野に入れているという。

 

ソース:http://news.sina.com.cn/c/2012-01-21/033723833377.shtml

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