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南極観測隊 任務順調


2012年1月26日付け 新京報

2012.1.26南極

現地時間24日、第28次南極観測昆崙チームは掘削ドリルによる氷床コアの採集、天体望遠鏡の設置および第2期建設等の任務を完了し、中山基地への帰途についた。

■掘削機の設置により、氷床コアの採掘が可能に

第28次南極観測隊リーダー李院生氏は、昆崙基地第2期建設は無事完了したと伝えた。パイロットホール掘削機による氷床コアの採掘作業は順調で、掘削深度はすでに120mに達した。2回の開削を経て、17本の全長102mの管を設置し、パイロットホールの角度と管の接続状態がともに良好であったため、掘削作業は成功した。氷床コア掘削機が次の位置に設置されてから、氷床コアの採掘作業が再開される。

今後の観測活動において、中国南極観測隊は数年間かけて氷床コアの採掘を継続し、海抜4093mの氷床最高地点であるドームAで、3000mの氷床コアを採掘する予定だ。

また、全自動無人光学望遠鏡AST3の設置と調整も完了した。氷床のレーダー探測については、車両数に限りがあるため、現場の作業部隊は車両が温まる時間を利用して探測を行っており、現在までに約90kmの断面を測量した。その他、気象、測図、医学等の夏季観測についても計画通り実施される見込みだ。

■ガソリン等の運搬作業が容易に

昆崙基地では今回初めて袋と缶の併用でガソリン類を運搬した。ガソリン等は昆崙基地車両の「血液」のようなものだ。以前はドラム缶でガソリン類を運搬していたが、ドラム缶は1個の重量が180kgあり、1度の観測でおよそ1000個のドラム缶が必要になる。これでは充填や運搬作業が困難で、途中で何度も梱包しなければならなかった。内陸観測の経験か豊富な李院生氏によると、容積の大きい袋と缶を併用することにより、運搬作業がかなり容易になったため、時間が短縮できたという。

物資の重量が軽くなったため、昆崙基地は復路での負担が軽減された。しかし、昆崙基地に向かう途中で、8台の積雪地用車両のうち、3台が故障で動かなくなった。隊員たちは一部のガソリン類と建材を放棄して、車両の負担を軽減させた。次の観測隊が物資を昆崙基地に運びやすくするため、復路で中山基地に故障車を運び、放棄したガソリン類と建材を中山基地から約200m離れた場所まで運ぶ予定だ。「復路も苦難の旅だろう」と李院生はいう。

 

ソース:http://news.sina.com.cn/c/2012-01-26/021923844266.shtml

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