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伝統か?迷惑か?年越しの爆竹に賛否両論


2012年1月25日付け、北京晨報

爆竹

大晦日当日、著名な俳優馬伊利氏は自身のブログで花火や爆竹のマナー改善を呼び掛けた。深夜の時間帯を避け、熟睡中の幼児や老人を起こすことがないように、お母さんたちがゆっくり休めるように配慮しましょうとのコメントを配信した。このブログは多くの議論を呼び、特に多くの”お母さんたち”から支持の声が寄せられた。

”突然起こされた人はたまらない!”22日15時43分、馬伊利氏はブログの中で、爆竹が好きなひとは深夜時間帯の爆竹をやめましょう、子供の親に代わってお願いしますと訴えた。このブログが投稿されてすぐ、多くの反響があり、その中の多くは”お母さんたち”からの支持の声だった。一部のひとは、春節の爆竹は年越し時に鳴らすものだと主張している。

”年越しに爆竹を鳴らす。これは春節の醍醐味じゃないか!”38歳の曹さんが言うには、小さい時は家庭の経済条件が良くなかったから、米が食べられる、新しい洋服が着れる、そして近所の子供たちと爆竹を鳴らせる春節は、1年を通して待ち遠しい日だった。多くのお母さんたちの苦労を認めつつ、王さんは、年越し、初五(旧暦1月5日)に爆竹を鳴らすのは中国の伝統であり、春節の楽しみであるだけでなく、子供時代を思い出させるイベントであると主張する。別のひとは、我々だってそういうことを経験して大きくなったのだから、いまの子供を甘やかすようなことをしてはいけないとのコメントを寄せた。

お母さんになったばかりの董さんは、馬さんの意見を強く支持する。大晦日、まだ数ヶ月の女の子が眠りについたばかりなのに、突然外の爆竹音にびっくりして目が覚め、泣き止まなかった。23日2時過ぎになって、爆竹音が収まってから、やっと眠りについた。しかし、一家全員はずっと泣き止まない子供をなだめるのに疲労困憊している。”絶対賛成!大晦日の息子は眠いのに怖がって大泣きし、決して寝ようとしなかった。その間、ずっと私にべったりであった。”あるお母さんはこうこぼす。

■民俗学者:年に1回の行事、大目に見ましょう

”農業社会の生活パターンはいまの生活パターンと大きく変わってしまった。子供は夜遅くまで起きるのに慣れているし、春節はだいたい爆竹を鳴らして遊び回ったものだ。”受け継がれた習慣について、民俗学者である王龍氏は大晦日に早く寝る人たちに対して、花火や爆竹を鳴らすことに寛容であって欲しいと求めた。

”爆竹は昔から悪魔を追い出す効果があると伝えられている。我々はこの伝えが正しいかどうか追求する必要はない。しかし、いまの人たちの中で、爆竹を鳴らす時に、悪魔を追い出すことを考えているひとは一体何人いるのだろう?多くの人たちは、ただ楽しいからやっているだけであり、伝統だからやっているという人たちは極稀である。これでは、爆竹を鳴らすことの必要性がなく、迷惑であると考えるひとが出て来るのも理解できる。”王龍氏いわく、”伝統習慣ということを踏まえると、客観的に爆竹を好きなひとが多く、嫌いなひとは少数であると考えることができる。国は爆竹の自粛を呼び掛けているが、呼び掛けるチャンネルを重視したが、放送時間まで気を配ってないようだし、メディアの宣伝も不充分だったかも知れない。でも、これはやはり伝統文化であり、近所迷惑に配慮する必要があるが、早く寝るひとにも、この数日だけは大目に見て欲しいと思う。”

■専門家の意見:爆竹音が高く、聴覚に影響する場合がある

春節の花火や爆竹の騒音を把握するため、大晦日の夜、新華社の記者が携帯式測定器を持って、繁華街の西直門近くにあるビルの8階から測定したところ、最高で104デシベルに達した。

北京市朝陽病院耳鼻咽喉科主任の王寧宇氏によると、90デシベル以上が一般に言う騒音のレベルで、聴覚を損なう可能性があるという。”測定では8階の高さで104デシベルという数値は、かなり強力な騒音レベルである。簡単に例を挙げると、ジェット機の騒音は120デシベルである。”王寧宇氏はさらに付け加える。”長時間騒音の中にいると、聴覚が低下するなどの影響が考えられる。工場の操業場や空港などの騒音が大きい環境で働くひとは、必ず聴力を保護するイヤホーンを付けるのは、そのためである。”

”近距離で突然大きな爆竹を鳴らすと、時には鼓膜を破る可能性があり、内耳に損傷を与える恐れがある。”と王寧宇氏が警告する。

 

ソース:http://news.sina.com.cn/c/2012-01-25/040723842673.shtml

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