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大学に豪華ホテルは必要か?


2012年2月1日付け 雲南網

2012.2.1昆明理工大学ホテル

1月31日、ミニブログ微博上で「昆明理工大学に五つ星ホテル登場」の投稿が話題となった。高級ホテル建設の理由について、「外国政府要人や著名人の来訪と交流用および海外からの長期滞在留学生の来客用として必要。対外的に粗末な部分を見せては、中国人のメンツに関わる。」との学校側による説明に対し、更に波紋が広がっている。

ネット上には「お金あれば、図書館を建設すればいいのに」「お金の無駄遣いだ」「メンツを重視するなら、他の五つ星ホテルに招待すればよい。何も学校に作ることない。」「大学はこんな形ばかりの物にお金を使わずに、学術研究に使うべき」などの書き込みが相次ぎ、更に多くのネット利用者が、「まずは学生寮を良くするべき」という意見を書き込んでいる。

大学キャンパス内にこれほどまでに豪華な五つ星ホテルを建設することは、適切かどうか?ホテルは何の目的に利用されるのか?

大学職員は取材に応じ、建設に至った経緯を明らかにした。建設費用については、教育費用から捻出したり、不正利用したものではないとし、また、ネット上で噂となっている「国のメンツ云々」については、大学側は関知していないと説明した。

■ホテルの等級は決められていない

大学職員の説明によると、「国際学術交流センター」は、香港伍集成文化教育ファンドが4000万香港ドル以上を寄付し建設されたもので、建設場所は元昆明理工大学受け入れセンターのあった場所が選定された。国際学術交流センターの機能を更に充実させるため、大学側は地元の政府関連部門に対し、センター及び付属建物としての留学生と専門家用マンションの建設を申請した。

2008年、当国際学術交流センターと付属施設が着工。ビルの設計から施工まで寄付側の意見を反映しなければならないため、建設工事は難航。寄付側は国際学術交流センターの建設を担当し、大学側は留学生と専門家用マンション建設を担当した。また、留学生と専門家用マンションは通常の学術交流活動以外に、一部を一般利用としても提供することにしたため「昆明文匯ホテル」と名付けられた。

大学職員によると、ネット上では「五つ星ホテル」とされているが、これは確かな情報ではなく、部屋の一部が四つ星ホテルを基準に設計されているとのこと。これまで、大学側もホテル側も等級評価の申請をしておらず、高級ホテルとして運営する計画もない。ホテルには宿泊、会議、レストランの機能は揃っているが、高級ホテルにあるような機能や施設はないという。

■教育費用からの流用はない

国際学術交流センターのプロジェクトを成功させるため、大学側と寄付側はそれぞれ1250万元を出資し「集成会堂建設有限公司」を設立した。この会社が市場からの資金調達を担当し、関連する建設プロジェクトを完了させた。全ての建築費用について、教育費の流用は一切ないという。

ホテル完成後、大学が入札方式により、麗江王府ホテルの管理会社に管理を委託した。管理会社には市場価格に準じた管理費を支払う。大学側はホテル運営によって得られた収益を建設費返済と大学の教育環境の整備にあてる。

また、国際学術交流センター建設の目的は、雲南省において国際的学術交流活動を行う適切な場所を提供するためであり、国内外の大学との連携を深めるためであるとしている。

 

ソース:http://news.sina.com.cn/c/2012-02-01/062623863836.shtml

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