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新しくなった「模範家庭」基準


2012年2月3日付け 新京報

2012.2.3家庭

半世紀にわたり、中国で一般的になっていた「五好家庭」(優良な家庭)という呼称が、北京で「和諧家庭」(調和のとれた家庭)に改名された。全国婦人連合会によると、今月2日、「北京市和諧家庭選定基準」が完成し、新しい選定基準が加わった。

■貧乏人は資格がない?

現在、北京市には約524万9000世帯の家庭がある。「首都五好文明家庭」から「首都和諧家庭」に名称が変更されてからは、選定は2年に1回で、200家庭が選ばれる。「五好家庭」の選定基準も全て「和諧家庭」の指標に含まれる。

また、時代の変遷を反映する新基準が盛り込まれた。例えば「家族がよくインターネットを利用する」、「家庭での蔵書が300冊以上ある」、「家族でよく旅行や買い物に行ったり、会食したりする」など。

これらの基準について、ミニブログ微博には「インターネットの時間は家庭円満と特に関係ないのではないか?」「貧乏人はしょっちゅう旅行や買い物に行くお金がないから、選定資格ないのか?」等、疑問の声が寄せられているが、北京市婦人連合会はまだ回答していない。

■全ての項目に点数

この選定活動は、北京市婦人連合会と北京市社会科学院が共同で企画したものである。内容は家庭内における調和、家庭と社会の調和、家庭と自然の調和という3つの部分から成り、市街地版と郊外版がある。

都市版の基準は27項目もあり、それぞれの項目に具体的な基準内容が決められ、配点されている。満点は100点。基準には「家族が仲よく、暴力がなく、家族は社会情勢に関心を持ち、環境に優しい生活習慣で、法律意識と防犯意識が強い」等の内容が盛り込まれている。この他、注目すべきなのは、家族は地域社会に関心があり、少なくとも1人が地域のボランティア活動に参加しているという項目だ。

北京市婦人連合会によると、今年は北京市の世帯全体の85%をこの活動に参加するよう、PRしていく計画だ。

■背景

「五好家庭」は1950年代に、全国婦人連合会の提唱により始められた。社会の発展にともない、専門家の間では、その概念は時代遅れだという指摘も出てきた。たとえば「夫婦仲良く」の基準は「離婚」や「配偶者の死亡」、「ひとり親家庭」の参加権利を侵害しているという意見もある。1996年、「五好家庭」は「五好文明家庭」に名称変更し、基準も時代に合わせて調整された。そして十数年後、全国に先駆け、名称を「首都五好文明家庭」から「首都和諧家庭」に変更した。

■選定基準の変遷

1982年の選定基準:「政治思想が良く、労働生産に励んでいる」「家庭円満で、老人を敬っている」「子供の教育と一人っ子政策を実行している」「古い風俗習慣を改め、勤勉で倹約に励む」「近所同士が団結し、マナーが良く、礼儀正しい」

1996年の選定基準(名称は「五好文明家庭」に変更):「愛国心があり、法律を守り、公益活動に熱心である」「勉強熱心で向上心があり、仕事熱心である」「男女平等の意識があり、老人を敬い子供を愛する」「古い風俗習慣を改め、計画出産に努め、優良な環境で育てる」「勤勉で倹約に励み、環境保護に努める」

2009年の選定基準:「愛国心があり、法律を守り、礼儀正しく、信頼度が高い」「夫婦円満で親孝行に励む」「勉強熱心で向上心があり、合理的な方法で教育する」「近隣同士が仲よく、助け合いの精神を持つ」「環境に優しい生活に心がけ、公益活動に熱心である」

 

ソース:http://news.sina.com.cn/c/2012-02-03/021923874342.shtml

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