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出稼ぎ労働者の安定雇用に影


2012年2月9日付け 経済参考報

2012.2.9出稼ぎ労働者

中小企業の経営難が原因で、旧正月明けの中国労働力市場は「短期就業化」現象が加速し、雇用減少と労働者不足共存の特徴が浮き彫りになった。

清華大学社会学部と工衆網(中国最大の労働者派遣ネットサイト)は8日、「出稼ぎ労働者の短期就業傾向についての研究報告」を発表した。それによると、出稼ぎ労働者の「短期就業化」が一般化してきたことが分かった。統計データによると、66%の出稼ぎ労働者が職場を替えた経験があり、25%は最近の7カ月のうちに仕事を替えており、50%は1年8カ月の内に仕事を替えている。また、一社での平均継続就業期間は2年間で、次に就職するまでの期間は約半年という結果となった。

中国労働関係学院主任である任喬健氏の見解によると、短期就業化は派遣社員を増やしている。昨年の下半期から今年にかけて、企業は雇用コストを削減すため、派遣社員への依存度を高めてきた。経済発展のスピードが緩やかになる時期は、融通が利く派遣社員という雇用形態が大量に取り入れられた。例えば、2008年以前における北京の派遣社員は8万人未満だったのに対し、昨年末には60万人に激増した。

北京大学社会科学学部教授によると、現在、企業の雇用コストが上昇する中、リスク回避のために、ほとんどの企業が派遣社員採用を選択すると考えられる。仕事の発注が減り、人員を削減することになっても、そのリスクは派遣会社に負担させることができる。

出稼ぎ労働者雇用の受け皿であった中小企業の、今年の経営状況は楽観視できない。中国工業情報化部技師長である朱宏任氏によると、2010年第4四半期から、零細企業を含む多くの中小企業は経営難に陥っている。生産コストの上昇、融資困難、金利や為替レートの変動、国際情勢の低迷等市場を取り巻く環境が主な原因だった。

経営難はダイレクトに労働雇用市場に響く。工衆網最高責任者の話によると、今年第1四半期の雇用需要は去年同期比で20%減少した。ただし、労働力の供給も減少しているため、労働者不足は依然として問題視されているという。

また、広東省人力資源社会保障庁によると、旧正月前の調査と旧正月後の職場復帰の状況調査の結果から、企業の労働力不足は今後短期間で顕著になるだろうと予測する。ピーク時には延べ80万から100万人の労働者が不足し、そのうち、広州市における不足人数は延べ11万人で、深圳市と東莞市では、それぞれ最高延べ30万人に達する見込みだ。

 

ソース:http://news.sina.com.cn/c/2012-02-09/012823903109.shtml

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