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ネットで買い物、駅で受け取り


2012年2月13日付け 北京日報

2012.2.14地下鉄受け取りサービス3

北京市地下鉄5号線と10号線沿線の20か所に設置されている移動販売車が、ネットショッピングの商品の受け取り場所となっている。

配達員が地下鉄を利用して配達するのは、環境に優しく、しかも時間短縮にもなる。市民は午前中ネットで商品を購入し、帰宅時に地下鉄の駅で商品を受け取ることができる。“速達は遅達”という状況も改善が期待される。これは、世界初とも言える地下鉄と電子商取引の融合型宅配便受け取りサービスだ。

北京京投軌道交通資産経営管理有限公司(以下、京投資産公司)の統計によると、20か所の地下鉄に点在する「商品受け取りステーション」における、この1か月の取り扱い荷物は、すでに1万件以上に達した。

■営業時間は21時30分まで

京投資産公司の総経理、梁衡義氏は“車やバイク、電動自転車での配達とは違う、地下鉄による配達がウチのやり方だ。”と自慢気に言った。地下鉄の「商品受け取りステーション」は毎日最低でも14時間営業している。営業時間は毎日7時から21時で、春夏の時期には更に21時30分まで延長する。

最初にできた拠点は北京市東部地域に集中する。2011年、京投資産公司は京東商城網を最終ビジネスパートナーに選定し、53か所の移動販売車から20か所を選び、ネットショッピング商品受け取りサービスのモデル地点とした。地域は東四、崇文門等の中心地以外に、天通苑北など郊外のベットタウンにも配置する。利用客が多い場所に設置し、通勤途中に商品を受け取れるよう配慮した。

■朝晩のラッシュアワーを避けて配達

崇文門近辺に住む張さんは、ネットで本を購入することが多い。地下鉄の「商品受け取りステーション」を利用し、その便利さを実感している。“会社の受け付けでは個人の荷物は受け取ってもらえない。着払いの荷物はなおさら。地下鉄での受け取りはとても便利だと思う。帰宅途中に注文票と引き換えに荷物を受け取ればいい。着払いもできるし、破損があれば受け取りを拒否することもできる。”

京投資産公司によると、地下鉄での荷物集配は、朝晩のラッシュ時を避けて、交通に負担かからないように配慮したという。地下鉄「商品受け取りステーション」では発送時間が明確に決められている。前日夜に注文を受けると、翌朝7時に配達できる。また、当日午前に注文を受けたら、当日の昼には配達できる。そのため、帰宅時には受け取れる仕組みとなっている。

また、荷物の大きさにも制限がある。現在、発送可能なのは体積が0.5㎥以内の荷物に限定される。重さ5キロ以下、価格2万元(約24万円)以下。あまり大きい物は持ち帰りに不便だからだ。注文の中で一番多いのは、本や日常雑貨の小物、電子製品などである。

■4号線 さらに30か所増やす

地下鉄「商品受け取りステーション」が試行されてから、毎日の配送量は数十件から千件以上に増えた。京投資産公司は“まだ目標に達していない。市民がこの新しいサービス方式に適応するのに時間がかかる。また、拠点の数とサービス対応エリアを拡大していく必要がある。この荷物受け取り方式が社会に浸透していけば、利用者は更に増えるだろう”と自信を見せた。

来月、地下鉄「商品受け取りステーション」は更に30か所増える。主に市内西部地域を中心に、地下鉄4号線沿線をカバーする予定。今後、受け取りできる荷物の種類も順次拡大していく。京投資産公司は、すでに国内30社近くのネットショップ運営業者との提携を進めている。

■追跡「発注からの3時間」

先週月曜日、安貞門近くに住むキュウさんが、京東ショッピングモールでチョコレートを注文した。配達方法は、配送料無料の安貞門地下鉄サービスステーションで受け取る方法を選んだ。時間は午前9時50分。ここから、32.9元(約480円)のチョコレートは「旅」に出た。

11時、京投資産公司の倉庫で、地下鉄配達チームの陳永英さんが京東ショッピングモールから送られる荷物の仕分け作業にあたっている。荷物は20個の白いゲージに分けられた。番号149910685のチョコレートは安貞門と書いたゲージに入れられた。荷物を室外で仕分けするのは、時間短縮のためだ。

12時、配達員が集配用のカバンを持って、リストチェック。“149910685番、まず亦庄の肖村駅から宋家庄まで行き、5号線に乗換、恵新西街南口で10号線に乗換、一駅で安偵門。”

13時03分、配達員は安貞門駅の受け取りステーションに到着。13時18分、安貞門駅の受け取りステーション担当スタッフが荷物を棚に上げる。

13時19分、“夜21時までに安貞門駅で荷物を受け取るように”とのメールが、キュウさんの携帯に届く。

このような3時間の「旅」は、毎日のように繰り広げられている。約200名のスタッフが毎日深夜2時から京東商城の倉庫へ荷物を集めに行き、その後、荷物は地下鉄で駅の「受け取りステーション」に届けられる。京投資産公司の担当者は、“1年365日、我々の配達業務は地下鉄とともに走っている”と胸を張った。

 

ソース:http://tech.sina.com.cn/i/2012-02-13/08496715135.shtml

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