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奢侈品電子商取引市場に陰り


2012年2月14日付け 北京商報

2012.2.15贅沢品サイト

奢侈(しゃし)品電子商取引(e-コマース)業界の人員削減に歯止めがかからない。13日、奢侈品のB2Cサイト尚品網が旧正月前後に大規模な人員削減を実施したという。ベンチャーキャピタルの投資が一時ストップしたことが主な原因と見られている。網易尚品、呼哈網が倒産した後、走秀網と尚品網の相次ぐリストラで、大手奢侈品電子商取引市場は新たな難局に直面している。

一部の離職者が明らかにしたところによると、尚品網北京本社の職員はすでに大幅に減少しているという。2011年の年末から、会社内部では年明けのリストラについて囁かれていたが、規模については明確にされていなかった。

人員削減の対象は一般職員のほか、中間管理職以上にまで及ぶ。関係者によると、一部の職員はリストラされたが、大半は自己都合で離職したという。会社の経営に不満を抱いた中間管理職以上の職員が次々と辞めていく。メディアと直結する広報マネージャーは、1か月半で3人も交替した。

今回の大幅な人員削減の主な原因となったベンチャーキャピタルの投資については、数回に分けて資金が入る予定だったが、一時中断された。尚品網の内部管理が混乱していることにより、サイトのバージョンアップも約束通りに行われなかったことが原因だという。

資料によると、尚品網が公開されてから、三度の融資を受けた。そのうち、2回目と3回目はそれぞれ1000万ドル(約8億円)と5000万ドル(約40億円)の約束だったという。尚品網は「会員招待制の非公開プラットフォーム」として位置づけられており、完全招待制を採用し、入会希望者は厳格な基準によって選ばれる。しかし、電子商取引のサイトは、利用者の数が全てともいえる。尚品網は営業してからわずか1年半で、売りにしていた「招待制」が逆に自らの首を締める結果となった。専門家によると、尚品網が提唱している「非公開性と特別待遇」というのは、長い目で見ると、成長のための十分条件とは言えないという。

昨年12月、奢侈品ネットショップ呼哈網の創立者である連庭凱氏が失脚。今年1月には、網易傘下の網易尚品が資金繰りが悪化し破産。また、今年の旧正月前後には、派手なパフォーマンスで有名な走秀網と高額融資を得た尚品網もリストラの泥沼に陥った。

ある奢侈品サイトのCEOによると、中国の奢侈品電子商取引の発展が歪み始めた原因は2つあるという。ひとつは組織拡大が早すぎたことだ。走秀網を例にしてみると、1年未満で従業員を500人から1300人に増員、巨大になった組織が機能不全に陥り、人員削減によって組織のスリム化を図らざるを得なくなった。もうひとつの原因はベンチャーキャピタルに依存しすぎたことだ。一部の電子商取引会社は、融資を受けるためにコスト割れでも業績を追い求めた。これらが奢侈品電子商取引市場の混乱を招く原因となった。

電子商取引の専門家は、中国の奢侈品電子商取引が伸び悩んだのには、購買力と消費習慣に原因があると分析している。海外のB2Cディスカウントショップ、例えばアメリカのGILTやRULALAは順調に伸びている。しかし、中国国内では流行品のディスカウントサイトが大ヒットしている。根本的な原因は、奢侈品電子商取引市場が拡大するには時期尚早であるということだ。これにより、奢侈品販売を専門にしていたサイトが大衆商品にも手を広げ始めている。

 

ソース:http://tech.sina.com.cn/i/2012-02-14/01256718106.shtm

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