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資金不足に悩む鉄道建設


2012年2月24日付け 経済参考報

2012.2.24鉄道建設足踏み

“今年は予算が抑えられ、生産計画も大幅に縮小されてしまった。”ある鉄道建設工事の現場責任者はこう嘆く。今年の鉄道建設プロジェクトは、昨年ほど広範囲にわたる工事中止はないものの、4000億元(約4兆8000億円)に圧縮された今年の鉄道建設費で、建設プロジェクト全体が資金難に頭を悩ますことになりそうだ。

中国工程院院士の王夢恕氏によると、今年新しく認可された鉄道建設プロジェクトは9線路あり、主に貨物列車用で、高速鉄道計画はないという。現在の鉄道建設は、昨年末に調達した2000億元(約2兆4000億円)の融資で賄っている。しかし、この金額では、多くのプロジェクトが資金不足で工事が思うように進まず、半ば中止状態になっているプロジェクトがほとんどである。

ある関係者によると、今年認可された9路線も、今のところ着工に至っていないという。資金難のため、上海~昆山間の鉄道は一部着工できず、成都~綿陽間を走る西部地域初の都市間高速鉄道も工事が難航している。蘭州~新彊ウイグル自治区間は工事が着々と進んでいるように見えるが、一部の工事が再開できないままの状態である。

投資額の40%を資本金として計算すると、今年の鉄道建設工事に必要な資金は1600億元(約1兆6000億円)で、鉄道建設ファンドと沿線地域の住民立ち退きにかかる費用を差し引くと、600億元が不足資金となる。国家発展改革委員会研究所副主任の呉亜平氏は、4000億元という今年の予算では、現在の鉄道建設に必要な資金を満たすことはできないと明かした。

資金不足を解消するため、複数の鉄道関連融資が登場した。中国債権情報網の発表によると、鉄道部は22日、150億元(約1800億円)の中期債を発行した。これは鉄道部による今年初の社債による資金調達となる。また、中国北車は2月17日、71億元(約850億円)の融資計画が政府証券監督会に承認されたことを正式に発表した。中国南車の90億元(約1080元)の融資計画は、1月11日に政府証監会発行審議委員会の審査を得て、政府証券監督会の最終認可を待っている状態だ。

 

ソース:http://news.sina.com.cn/c/2012-02-24/013623982194.shtml

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