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屋台に群がる都市管理部門


2012年3月5日付け 北京晨報

2012.3.5蘇州屋台

江蘇省蘇州市で移動販売の出店が容易ではなくなってきた。なぜなら、市の管理部門が指定する屋台を1台3300元(約4万円)で購入しなければならなくなったからだ。

■暗黙のルール① 出店の条件は、まず屋台を購入すること

法外な屋台の値段を最初に暴露したのは蘇州留園地区の屋台主だった。先月末ごろ、彼らは市の管理部門が指定する屋台の購入を求められた。価格は3300元(約39,600円)もするが、買わなければ商売ができなくなる。この屋台の大きさは、全長180cm、高さ50cm、幅70cmで、周囲は色のついた板で囲まれている。市場価格は、1000元(約1万2000円)程度のものだ。

この情報が流れると、たちまち連鎖反応が起きた。蘇州市金閶地区でも同様に屋台強制購入騒ぎがあった。屋台主らは、“1台4,700元(約5万6000円)の台車だが、とても使いにくい。”、“2、3人で押して、やっと進むような重さで、夏の日も冬の日も汗びっしょり”と嘆く。

この重い4輪車、夜は高架下につないでおき、鍵をかける。朝、そこから引き出して店を出すのだが、食材などは自分の古い屋台で運ぶ必要がある。屋台主は“これはただの道具。なければ管理部門から商売の許可下りない”という。

3月2日、蘇州市金閶区の管理部門が説明に応じた。都市管理科課長の王梅幼氏は“管理規定に基づき、屋台の生産業者を推薦した。入札は行わなかった。メーカーが直接屋台主に販売している”と説明した。

■暗黙のルール② 毎月500元の会費を支払うこと

この高価な屋台が世に知られてから、蘇州市高新区通安鎮の“高額な会費”問題も浮上してきた。

同じく朝食を提供する屋台だが、通安鎮のやり方は、屋台は自前でも認めるが、月500元(約6000円)の会費を納めなければならないと定めた。ある屋台主は、初めはうまく管理部門から逃げていたが、会費徴収の規定ができてから、自分で2000元(約2万4000円)かけて屋台を作り、“陽光”という朝食会社から“陽光印の朝ごはん”という布を張ってもらい、月500元の会費を払うことになった。

このような朝食屋台は通安鎮で約40台ある。いったい、“陽光朝食会社”とはどのような会社なのだろうか。

管理部門リーダーの許金青氏は、市民の生活を便利にするため、管理部門が“陽光早餐”に管理業務を委託していることを明らかにした。

許金青によると、管理部門は費用収集については一切関与せず、陽光早餐が直接屋台主と交渉しているとしている。しかし、調べによると“福園早餐”という業者も参入しようとしたが、管理部門に断られた経緯があることがわかった。

屋台主によると、月500元で、年間6000元(約7万2千円)の会費を納めると、生活費、家賃以外、手元に何も残らないという。

■関係部門による調査へ

二つの地区の屋台については、いずれも都市管理部門の指導を受けており、業者選定に入札は行われていない上、料金設定も協議していない。両地区の管理部門は“規定に合わせて統一管理している“と口を揃える。しかし、一方、屋台主側は“屋台を買うこと拒否したり、指定された会費を支払わないと商売ができなくなる”と話している。

蘇州市金閶区と通安鎮の都市管理部門で、いったい何があったのか?現在、両地区の紀律委員会と検察院は調査を開始した。

 

ソース:http://news.ifeng.com/mainland/detail_2012_03/05/12958227_0.shtml

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