“チャイナなう”編集室 当サイトへの広告掲載に関するご相談は編集室まで!

大陸から香港への出産が制限へ


2012年3月5日付け 浙江在線新聞

2012.3.5香港出産制限

香港での出産を希望する大陸居住者が年々増加している。香港で出産した人数はすでに10万人の大台を超えたという。

全国政治協商委員、香港医療管理局主席の胡定旭氏は4日、香港居住者の出産にかかる権益と安全を守るため、2012年は大陸居住者の香港出産許可人数を3.5万人前後に抑えると発表した。

胡定旭氏によると、2009年、香港で生まれた新生児8.2万人のうち、3.7万人は大陸居住者の出産だった。2011年は、新生児9.5万人のうち4.4万人が大陸居住者の出産だったことから、2年間で7000人も増加している。

昨年香港で生まれた大陸居住者の新生児4.4万人のうち、3.3万人が私立の病院で生まれ、残りの1.1万人が公立病院で生まれた。大陸居住者の香港出産希望者が増えるに連れ、医療スタッフの負担も増え、全ての新生児の安全な出産が保障できなくなるだけでなく、地元の私立病院では、香港居住者のためのベッド数の確保が難しくなるため、香港居住者の権利を侵害したことにもなる。

香港居住者はこのことを大変憂慮している。大陸居住者の支払う出産費用が高いため、私立病院は大陸居住者を受け入れようとするからだ。2009年、香港の私立病院で生まれた新生児4.1万人のうち、2.7万人は大陸居住者が出産した新生児で、全体の65.8%を占める。2011年には67%に上昇し、私立病院で生まれた新生児4.9万人のうち、3.3万人は大陸居住者の新生児だった。

また、胡定旭氏によると、私立病院は医療管理局の管轄ではないが、政府との協議により、今年は私立病院の大陸居住者の出産受入を3.1万人以下に抑えることを合意したという。また、公立病院は4000人程度に抑えたいとの考えを示している。

香港での出産仲介料は安くない。それに加え、大陸居住者による“救急外来への駆け込み出産”も問題になっている。統計によると、2010年は361名だったが、2011年は3倍に増え、1200人に達した。子供が危険な状況に置かれるばかりでなく、医療スタッフにも大きな負担となっている。

胡定旭氏によると、香港での出産を政府が抑制することは、決して大陸居住者を排除しているわけではないという。香港には医師が1.2万人しかいない。医師を養成するには、8年間という時間が必要であるため、いまは医師の人数が不足しているのが現状である。出産が増えることは良いことであるが、香港統一試験に合格した医療スタッフの人数が充分確保される必要がある。

 

ソース:http://china.zjol.com.cn/05china/system/2012/03/05/018238741.shtml

チャイナなう編集室