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情報クリーニングサービスが大盛況


2012年3月13日付け 新華報業網(揚子晩報)

2012.3.15情報削除会社2

3月15日は「世界消費者権利の日」で、中国では「消費者の日」と呼ばれている。この時期、企業が消費者からの苦情対応に神経を尖らせる中、企業に代わって「マイナスイメージにつながる書き込みを削除」してくれる、情報クリーニングビジネスが人気を集めている。

情報クリーニング会社は、企業の要望に応じて、掲示板上で企業のマイナスイメージにつながるようなニュース、書き込み、ブログ等を一つ一つ削除する。

調査によると、このようなビジネスを提供する会社は日々増加しており、料金もどんどん上昇している。

■削除サービスの料金

広告業界関係者によると、「消費者の日」が近いため、ホームページの記事でマイナスイメージを与える書き込みのは削除料金は2000元(約24,000円)が底値となっている。通常であれば、知名度の高いサイトでの削除料金でも、わずか1000元前後である。

一例を挙げると、ボータルサイト上の書き込みを一つ削除するのに3,000元(約36,000円)で、年間契約だと40万元(約480万円)だ。

検索サイト百度(Baidu)で「書き込み削除」「書き込み削除会社」を入力すると、数え切れないほどの「マイナス情報削除専門」という内容の広告が検索される。記者は、ある不動産サイトの広報担当を装って、サイト上のマイナスイメージになる書き込みの削除を依頼してみた。同様のサービスを提供する数社に連絡したところ、全ての会社が明確な料金提示してきた。

1軒目、担当者は全国規模のポータルサイトのニュースを削除する場合、最低でも3000元(約36,000円)と提示してきた。その会社は、書き込み削除の仕事を何年もやっているという。現在の削除料金は、地方ポータルサイトなら1500元、掲示板の書き込み、苦情なら1000元からとなる。一番安いのは百度(Baidu)のコミュニティサイトで、書き込み1件削除して600元という。

年間契約なら、年間保守費は最低で40万元(約480万円)という。1年間は百度(Baidu)検索の最初の3ページと、依頼したサイトについては、マイナスイメージを与える情報が掲載されないことを保証される。40万元は基本料金で、これには削除する10個のキーワードが含まれる。キーワードが多ければ多いほど価格も高くなる。

2軒目は、北京の情報削除専門の会社。人気掲示板上に書き込まれた南京のある有名な理髪店に対するクレームは、いくらで削除できるのかを問い合わせた。

このような地方で影響力があり、書き込みも多いサイトだと、情報を1件削除するのに、最低でも3800元必要だという。値段を聞いて躊躇していると、担当者は、3月15日に向けて、もっと高くなると付け加えた。

■削除できないサイトとは

ある会社の担当者によると、他の会社も同様に、政府系サイト、陽光中国網、天涯論壇の企業版は削除できないが、その他は全て削除することができるという。

■削除の方法

方法は二つあり、一つは直接書き込み自体を削除する方法。もう一つは、プラスイメージを与える情報を使ってマイナスイメージの情報を抑制する方法だ。

プラスイメージの情報でマイナスイメージの情報を抑制するというのは、まず、依頼者とってマイナスイメージになる情報をフィルターにかける。その後、顧客にとってプラスイメージとなる情報を大量に掲示板に書き込む。こうすることで、マイナスイメージの情報を圧倒することができる。多くの場合、専属の書き手が書き込むという。

削除までのプロセスは、まず依頼人が電話やQQ(中国のチャットツール)で削除専門会社に連絡し、削除したいサイトの内容を担当者に伝えた後、会社は見積書を提示する。合意すれば、情報削除専門会社は、対象となるサイトの会社に連絡して削除関連の詳細を話し合う。つまり、直接削除作業を行うのは情報削除専門会社ではない。

ほとんどの会社は、ポータルサイトや人気掲示板と密接な協力関係があると自称しており、実際は、対象サイトの編集者やフォーラムの主催者に削除してもらっている。

もちろん、仕事を依頼する以上は報酬を支払わなければならない。例えば、依頼人が1,000元を支払った場合、仲介役となる情報削除専門会社がサイトの担当者に払うのは800元ぐらいになるという。

■支払い方法

ほとんどの情報削除専門会社は、北京、上海、広州等、ネット技術が発達している地域の会社である。

では、契約金を支払ったのに、掲示内容削除されないなどのネット詐欺はないのだろうか?

1軒目の担当者は、北京に住所がある信頼できる会社だ。依頼する気があれば、今からでも飛行機のチケットを買って、南京まで契約を取りに来ると言った。

2軒目の担当者は、「支付宝(Alipay)」*1で支払うことができると答えた。情報を削除してからの支払いになるが、もし、支払わなければ、更に多くのマイナス情報を書き込まれるかもと驚かされた。

*1:「支付宝(Alipay)」アリババグループのアリペイドットコムが提供する中国最大規模のオンライン決済サービス。中国オンライン決済市場では、日本とは異なり、セキュリティや商習慣の違いからクレジットカード決済は普及せず、アリペイ決済が最も普及率の高い決済手段となっている。アリペイ決済アカウントを有する会員数は3億人(2010年3月)を超え、中国国内の約46万ものECサイトがアリペイ決済を導入している。

 

ソース:http://finance.sina.com.cn/consume/puguangtai/20120313/080611573991.shtml

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