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有料道路の資産負債率64%
経済 | 2012/03/27
2012年3月23日付け 財経網
人民日報の報道によると、交通運輸部のスポークスマン何建中氏は22日、全国の有料道路の債務状況を発表した。これによると、債務総残高が2兆3200億元(1元=約12円)、累計投資の総額は3兆6500億元、総資産の負債比率は64%となった。国内銀行業が融資を行う際の警戒ラインである80%は下回っている。
何建中氏によると、中国の有料道路の負債比率は高いものの、資産全体の負債比率は64%であり、有料道路の債務総額は、建設の実情に見合うものだという。各地域における債務返済能力は全く均等ではないが、債務リスクは、全体的に見ればコントロール可能であり、返済能力の差は、利子返済分の割合の大きさによるという見解を示した。
また何建中氏は、現在の負債規模が妥当であるという見方を示している。なぜなら、道路インフラが形成する資産は、社会に対して長期的な貢献となり、財政資金が比較的厳しい状況において、融資利用による道路整備は、経済社会の発展を促進し、交通の需要に応えることができるからだ。
データによると、昨年後半から、中国の交通分野への固定資産投資の規模は下降し始めている。今年1月から2月における交通分野へ固定資産投資は1000億7000万元で、前年同期と比べ7%の減少となっており、そのうち、道路建設投資の下げ幅は大きく、12.2%減となっている。
ソース:http://economy.caijing.com.cn/2012-03-23/111770006.html

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