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飲食業界の安全管理強化
2012年3月25日付け 人民日報
先ごろ、国家食品薬品監督管理局は「2012年飲食サービス食品安全重点業務ガイドライン」を発表した。飲食サービス業の食品安全に関する責任の所在を徹底し、監督及び法的措置の規範化を行い、違法行為を取り締まるとともに、飲食業における食品安全管理レベルの更なる向上を図る。
ガイドラインでは、自家製の鍋物だし、自家製飲料、自家製調味料を提供する飲食サービス会社に対する管理監督を引き続き強化し、ケシの実やケシの粉、スーダンレッド(着色料)、抗生物質等の非食品物質の違法な添加を厳しく取り締まるとしている。
これにより、飲食サービス会社が食品添加物の使用範囲や使用量を超えないよう管理を強化し、食品添加物の仕入れ、保存、使用方法を規範化する。また、飲食サービス業の食品添加物使用に関する報告、通知、許認可および使用材料の明示などに対する監督や検査を強化する。もし、規定とおりに実施しなかった場合は、指定期限内に改善を求めるとともに、検査回数を増やす。さらに、地域的、構造的な食品安全リスクを防ぐため、業界内における“暗黙の了解”的な違法行為について綿密にチェックし、厳しく取り締まる。
また、違法な生産設備、違法な表示や注意書き、入手ルートが不明な食品に対するチェックを厳格化し、安全基準を満たさない調味料の使用を徹底的に取り締まり、監督および検査の過程で基準を満たさない食品が発見された場合は、法に従い処理する。
ガイドラインでは、各地方政府の指導の下、飲食店のモデルケースを積極的に推進し、管理レベルの向上、規範化、淘汰選別を一斉に行うことができるよう努力することが強調されている。また、整備と規範化を推進するモデルケースの範囲を拡大し、衛生都市、文明都市として各地で全面的にモデルケースを展開するよう求めている。
さらに、教育部門と連携し、小中学校周辺の飲食サービス会社に対し、食品安全リスクに関する綿密なチェックを行い、営業許可やスタッフの健康証明がなかったり、衛生基準を満たさない会社を重点的に処分する。また、年末までに各学校の食堂で、飲食サービス食品安全監督に関する段階的管理体制を整え、管理スタッフを配備する。
農村部において、義務教育を受ける児童生徒の栄養改善計画と飲食業の監督管理を強化する。食品の仕入れ、貯蔵、加工、配送、1人前ずつの個別包装、サンプルの取り置きなど、各過程における安全チェックの状況を厳しくチェックする。食品安全を脅かす原因がある場合は、指定期限内に改善させ、改善命令に従わない場合は、業界への参入資格を取り消す。
ソース:http://www.chinanews.com/jk/2012/03-25/3770245.shtml

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