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セクハラで女性社員が上司を訴える


2012年03月31日付け 網易新聞

2012.3.31セクハラ

「待ちきれないよ、未来の奥さん。俺が報告さえすれば、君は工場に居られなくなるよ。早く会いたい。もう我慢してなくてもいいよね?俺の奥さん。」これは、唐(匿名)が余さんに送った、露骨な携帯メールだ。

「月曜日の午後にホテルの部屋を取ってあるので、気持ちを確かめよう。これからの仕事がしやすくなるので、期待してるよ。俺のアシスタントになってくれ。」露骨なセクハラメールを一件一件画面表示する28歳の余さんの両手は小刻みに震え、泣きながら訴えた。塩田積美公司に勤める彼女は、今月に入って何度も上司からこのようなセクハラ行為を受けている。

3月24日、余夫妻は相談の結果、ついに行動に出た。会社の上層部と塩田区婦人連合会に訴えた。しかし、会社の上層部は話し合いで穏便に済ませ、事を大きくしないように求めた。塩田区の婦人連合会もまた、訴えの手紙を受け取った後、現地の自治会の婦人連合会に担当者を派遣して、和解を勧めた。

■昇給で釣り、解雇で脅す

塩田区北山道の積美工業団地で、記者のインタビューに応えた余さんによると、彼女はすでに12年もこの会社に勤めている。今年の3月初頭、唐(匿名)が彼女の職場に異動し、彼女の直属の上司となった。この時から延々と続くセクハラが始まった。

彼女が見せてくれた携帯電話に残された沢山のメールは、どれも露骨な内容で、常に左遷や解雇を脅し文句にしてホテルの部屋に誘っている。このメールの発信者は唐(匿名)で、この会社の組み立てラインを管理する責任者であり、余さんの直属の上司だ。

度々送られるメールで、唐(匿名)は工場は人員削減をするため、余さんはいつでもリストラの対象になりうると脅し、余さんに一夜を共に過ごすよう迫った。断れば“俺が報告する時が、お前が工場を去るときだ”と脅された。また同時に、余さんが関係を持つことに同意すれば、給料を上げ、30万元の臨時ボーナスを出すとも書いている。余さんは12年の勤務実績も捨てがたく、当初は表立って反撃する勇気が出なかった。

■メールの送信を認め、冗談だと説明

事件のもう一方の当事者である40代前半の唐(匿名)は、記者の電話取材に応え、“冗談を言っただけ”と述べている。彼は、通報された携帯メールは自分が発信したものだと認めたが、それは気分を和らげるための冗談であり、自分は冗談好きだと話した。こうした露骨なセクハラを続けると法廷に訴えると注意すると、彼は納得できない口調で、自分は実際に関係を持ったわけでもなく、仕事で疲れたので、業務終了後に軽い冗談を言うことの何が悪いと答えた。

■弁護士からの注意

セクハラの合法的権利の保護は難しい

公言(深圳)弁護士事務所の弁護士・李樹春氏によれば、現時点では、事実が発生していないセクハラ行為に対して、法律的制裁を与えることは難しいとのこと。特に、深圳市のように数万もの女性作業員が働いている地域では、程度の差こそあれ、若い女性作業員が上司のセクハラ被害に遭う確率は非常に高い。しかし、合法的権利保護に、まだ有効な法律がない。

多くの女性は、セクハラ被害にあったとき、沈黙か回避かを選択する。譲歩して穏便に解決することを望み、上司の恨みを買うのを恐れるためだ。しかし、こうした態度は往々にして相手をますますつけ上がらせ、セクハラがエスカレートする原因になる。言葉で脅迫をほのめかすセクハラは法的後ろ盾が少なく、立件できる要素も不十分だ。正しい対応は、セクハラ行為の最初の段階や暗にほのめかしている段階で、明確に拒絶し、上層部に報告し、証拠を集めておくことだ。

 

ソース:http://help.3g.163.com/12/0331/09/7TTQ8HQ700963VRO.html

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