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駐車違反を処理した警官が殴られる


2012年4月6日付け 環球網

2012.4.6交通警官なぐられる

5日午前、交通警官が駐車違反をしていた車に違反切符を切ろうとしたところ、逆に数名の保安要員に殴られるという事件が起きた。

■甘“O”ナンバーのクルーザー車が駐車違反

交通警察蓮湖大隊西稍門中隊副隊長の胡建雄氏によると、5日8時10分頃、住民から、大慶路小学校の校門付近に駐車違反の車が多数あり、通学の妨げになっているとの通報があった。中隊では直ちに警官の陳雷氏を現場整理に派遣した。

数分後、陳雷警官が現場に駆けつけた。彼は交通整理をしながら、駐車違反車両に違反切符を切り始めた。路上に“甘O31988”ナンバーのトヨタのランドクルーザーが停まっていたが、車内に人がいなかったため、違反切符を車に貼るしかなかった。その場所は慶陽ビルの前で、隣には甘粛省慶陽市の西安事務所がある。

陳雷警官によれば、違反切符を切っていた時、一人の若い保安要員が近づいてきて、これは幹部の車ですぐに出ると言った。言い争いをしている間に、一人の保安要員が陳雷警官に殴りかかった。彼らは陳雷警官をはがいじめにし、膝蹴りを2発浴びせた。こうして彼は意識を失い、何が起きたのか覚えていない状態となった。

近くにいた人々が彼を路肩で休ませ、意識が戻った後、彼は直ちに通報した。目撃者によると、当時は数名の保安要員が警官を2台の車の間に追い込み、警官は全く反撃できない情況だった。また、別の目撃者は、慶陽ビルの保安要員4人が一人の警官を殴り倒したが、その原因は彼らのトップが駐車違反をしていて、警官が車両移動しようとしたからだ、などと当時を語った。

慶陽ビルの防犯カメラには、午前8時20分過ぎ頃、1台の白いオフロード車の脇で一人の警官と数人とが言い争っているのが写っているが、殴打が始まったときには、レンズの前にちょうど電線が重なり、見えなくなった。

■違反車両は県長用の車

通行人の一人が、違反車両はこの事務所の車だ、と記者に話した。慶陽ビルの駐車スペースに停まっているのは、ほとんどが“甘M”か“甘O”ナンバーの車である。

事件に関わったが、手を出してはいない保安要員の張静によれば、車は甘粛省華池県県長の張氏のもので、張県長はかつて慶陽市西安事務所の責任者をしていた。そのため、保安要員にとって、彼はかつての上司にあたる。事件発生当時、張県長は現場にはいなかった。

人民網に紹介されている略歴によれば、張(匿名)は1993年から2007年まで慶陽市西安事務所に勤務し、2009年に華池県県長に任命されている。

記者は、華池県県庁の職員であり、当該車の運転手だった李氏(自称)に話を聞くことができた。彼によると、前日の朝、彼は車を路上に停めた。その車は長慶実業有限公司が県庁に貸与しているものであり、李氏は当初、車が県長用のものであることを否定していたが、数分後、実質上は県長の車だ、と認めた。

華池県県委員会弁公室の職員によれば、“甘O31988”ナンバーは張県長の車だとの事。昨日から華池県県委員会広報部を通じて張県長に連絡を取ろうとしているが、本日0時の時点でまだ回答はない。

■交通警官を襲った保安要員はすでに拘留

昨日昼、公安部蓮湖支局環城西路派出所の回答によれば、当該の保安要員はすでに拘留されている。本人特定検証と本人の自供により、2名の保安要員が拘留された。

派出所で証言をした目撃者によれば、警官が普通に交通整理をしている時に、複数の人間に殴られた。しかも、膝で警官の頭を狙って蹴っている。同僚の警官によれば、陳雷警官は昨年大学を卒業して交通警察に採用され、普段の仕事ぶりは非常にまじめであるとのこと。

陳雷警官は西安市第五人民医院に運ばれ、主治医から閉鎖性頭部損傷と左肩軟部組織損傷が見られ、治療が必要と診断された。

■県長の豪華な愛車に規定違反の嫌疑

北京中凱弁護士事務所の弁護士・楊韜氏は、本事案を次のように分析する。交通警官は公務執行中であり、襲った経緯が深刻な場合、犯罪も成立する。経緯が深刻でなくとも、悪質な場合は拘留できる。

取材を見物していた市民の一人が、トヨタのランドクルーザーは70万元から100万元もするのに、県長が公用車に使用するのは規定違反ではないのか?と話したことから、調査をしたところ、当該車はある会社名義で登記されていたため、おそらく借りているものと考えられる。仮に本当に張県長の車だった場合はどうか?楊韜弁護士によれば、各地方は通常、公用車には厳格な規定を設けており、処クラスの人間は100万元近い公用車を使用することは不可能で、張県長は公用車使用規定違反の疑いが持たれる。

ソース:http://news.21cn.com/hot/social/2012/04/06/11381473.shtml

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