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胡耀邦人気 いまなお健在


2012年4月4日付け 中国新聞網(北京)

2012.4.4胡耀邦

柔らかな新芽をたたえた柳、湖面にさざ波が文様を描く、穏やかな4月の陽気の中、記者は胡耀邦氏の眠る墓地を訪れた。

墓前はかつての“12億の民衆”を象徴するかのような12基の巨石に取り囲まれ、あたり一面はサザンカの花びらで覆いつくされ、小鳥のさえずりも悲しそうに聞こえる。あれからかなりの年月が経つというのに、胡耀邦氏の死を悼む多くの人々がここを訪れる。

清明節期間中、記者は胡耀邦氏が眠る江西省西鄱陽湖畔の共青城市富華山を訪れた。共青城は南昌から北へ80km、廬山南方の山すそにある。

地元のガイドは、墓地は海抜42.7m、東西に細長く、面積は2平方キロメートルあり、墓地に続く2本の道は73段の石段になっていて、これは、胡耀邦氏の73年の人生を象徴していると説明してくれた。

松の樹が青々と茂る墓地の一番高い場所に、国旗の一部のような直角三角形の墓碑がそびえ立ち、墓石の右上には胡耀邦氏の横顔が彫られている。長年の雨風にさらされているというのに、胡耀邦氏の心配そうな表情は依然として鮮明に見てとれる。

資料によると、共青城は建国初期に98名の若者が開墾した土地だという。胡耀邦氏は生前、2度この地を訪れ、記念の題字を3度書いている。胡耀邦氏は1989年4月15日にこの世を去ったが、葬儀の際に、共産党は胡耀邦夫人の李昭氏の願いを聞き入れ、遺灰をこの地に埋葬した。

案内してくれたガイドは、この墓地が建設された当初からガイドを務める第一期生だ。この20数年間に、各界から30万人近くの人々が参拝に訪れ、胡耀邦氏の冥福を祈った。この日も参拝者が絶えることはなく、墓前には多くの花が手向けられた。

“紅小鬼”と呼ばれた共産主義青年団時代から新中国の最高指導者に上り詰めた時まで、胡耀邦氏は一貫して“利は天下にあり”という理念を持ちつづけた。

南昌から来た改制企業*1の責任者は、胡耀邦氏の墓前で、“企業は変わったが、胡耀邦氏を尊敬する気持ちは変わらない”と話す。その企業の社員たちも自らやってきて、墓参りをした。

子連れで訪れた地元市民に話を聞くと、毎年ここに墓参りに来るという。共青城の人間として、子どもの親として、子どもが大きくなったら、胡耀邦氏といえば“民族の大黒柱”だと感じるようになってほしいと話す。

また、ともに80歳になるという老夫婦は、胡耀邦氏は偉大な人だと讃えた。“胡耀邦氏の心の中に多くの民衆が息づいている。我々の心の中に胡耀邦氏が息づいている”と話し、子どもや孫に支えられながら胡耀邦の墓前で深々と敬礼した。

今年4月15日は胡耀邦氏が亡くなってから23年になる。これまで、胡耀邦氏の墓には80名以上の国の指導者や200名以上の省クラスの高官たちが訪れたという。

*1:「改制企業」国営企業が制度改革により民営化した企業

 

ソース:http://news.163.com/12/0404/05/7U7KIB440001124J.html

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