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(続報)豪州で突如登場した失踪元五輪選手の真相


2012年4月9日付け 瀟湘晨報

2012.4.9黄穂2

バドミントン界で名を馳せた、かつてのオリンピック代表選手である黄穂がオーストラリアチームとしてゴールドグランプリに参加した一件は、新たな展開を見せた。

中国バドミントンチームの李永波監督はインタビューに答え、黄穂がオーストラリアの大会に出場したのは意外なことではなく、普通のことだと語った。李永波監督によると、事前にオーストラリアバドミントン協会から湖南省バドミントンスポーツ管理センターに連絡があったという。

■黄穂の出場に同意した

李永波監督によると、黄穂が出場を決めた時、オーストラリアバドミントン協会は事前に中国のセンター側に連絡してきた。双方の意見交換も行った上で、それに同意したという。

また、国際バドミントン協会には規定があり、一つの国に4カ月以上滞在すれば、その国の代表選手として公開試合に参加できることとなっている。公開試合はオープンなので、制限はない。しかしその国の代表選手として大陸間大会には参加できない。例えば各大陸の選手権大会、トマス杯、スディルマンカップ、世界選手権大会、オリンピックなどだ。

■黄穂が豪州で活躍するのは良いことだ

卓球とバドミントンは、中国スポーツ界にとって“お家芸”であり、常に海外チームの選手を数多く輩出してきた。海外で活躍した周蜜や王晨らは中国バドミントンチームを苦しめたことさえある。しかし、李永波監督によると、ここ数年中国チームは、国際バドミントン連盟によるバドミントンの世界規模での振興事業に常に力を貸してきた。“海外チーム”という特定時期に使われる言葉に対しても、そう敏感になる必要はないという。

李永波監督によると、黄穂は何年も練習してないから、今競技をしているのは、入賞を狙っているのではなく、自分のためであり、趣味であるという。黄穂がオーストラリアで活躍すれば、バドミントンの発展につながるかもしれないから、これはある意味において、良いことだという見解を示した。

■ロンドン五輪への出場は無理

ロンドン五輪が近づく中、黄穂がオーストラリアチームとして五輪に出場するかどうかについては、李永波監督は“それはない”ときっぱりと答えた。黄穂は現在、大陸間大会への参加資格がなく、また、五輪に出場できるのは、国際バドミントン連盟に現在登録しているチーム選手である必要があり、かなりのランキングポイントを持っていないと条件を満たすことはできないという。

■黄穂はすでに豪州のグリーンカードを取得

黄穂は、2007年4月に中国ナショナルチームからの引退を表明した。それまで、黄穂と高崚のペアは長い間世界チャンピオンの座にあり続け、卓抜な成績を収め、北京五輪で金メダルを獲得する最大の切り札として、早くから中国バドミントンチームに選ばれていた。李永波監督や高崚らチームメイトの勧めで、黄穂は再びラケットを手にした。彼女に安心して試合の準備ができる環境を与えるため、省の体育局は当時、彼女を省のバドミントンスポーツ管理センターの副主任に任命した。しかし2007年末、黄穂の父親が急逝し、引退を決意した。

黄穂の知人によると、黄穂は2008年に結婚した後、翌年には夫と豪州へ移住した。この3年の間に、一男一女をもうけ、今年の旧正月後に豪州のグリーンカードも取得した。しかし、これらのことは一切湖南省バドミントンスポーツ管理センターには伝えられておらず、そのため新聞に尋ね人広告を出す事態となった。

■センター副主任は解任されたのか?

人々が黄穂のセンター副主任の職について疑問を投げかける中、雑誌『バドミントン』の王渝燕編集長は、内情を知るものとして、昨日微博(ミニブログ)で特ダネを暴露した。

「私の取材では、彼女はとっくに解任されている。今年新聞に尋ね人広告を掲載し、期限付きで、センターに連絡してほしい旨呼びかけたが、結局連絡がなかったため、湖南省卓球バドミントンセンターは規定に基づき彼女を離職扱いとした。」

もし、黄穂が未だにセンターの副主任であるなら、まずセンターとの人事関係を整理した上で、他国の代表選手として競技に参加するべきである。すでに離職扱いとなっているなら、さほど大きな問題はない。しかし、現時点でセンターからのはっきりした回答は得られていない。

■彼女は公務員ではない?

黄穂がセンターの副主任という職にあったことから、その失踪は、一時“公務員の失踪”と見なされた。しかし湖南省体育局分管政策法規の仕事に携わるある責任者によると、規定では、体育局の下に属する各センターは行政機関の人事とは異なる。黄穂がまだスポーツ選手であるなら、公務員と見なされないという。

黄穂の現在の状況について、ある体育局トップは、やはりセンターが事情を上に報告してから、何らかの措置を取ることになるだろうと語った。センターの唐輝氏はナショナルチームと中国バドミントン協会、および黄穂とも積極的に連絡を取り、事情の真相を確認した後、直ちに報告を行うと話した。

 

ソース:http://news.163.com/12/0409/08/7UKQU3HP00011229.html

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