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貧困地区への学習用品寄付プロジェクト


2012年4月12日付け 新京報

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昨日、「まごころ小包プロジェクト」が再開されたことを受け、中国貧困サポート基金会は「一部の貧困地区の音楽、体育、図工教育状況調査報告」を発表した。

報告によると、貧困地区では90%を超える農村の生徒たちが音楽、体育、図工の授業が好きであるにもかかわらず、学校の設備が整っておらず、生徒たちが満足いく教育を受けられないことがわかった。

これは、四川、貴州、広西、青海、広西、湖南、河南、安徽、湖北など内陸中西部の経済発展途上地域にある47校2066名の生徒と47名の校長を対象とした調査結果をまとめたものである。貧困地区の音楽、体育、図工教育の現状を如実に反映している。

■音楽、体育、図工用品の所持率

「一番欲しいのは、小麦粉粘土だよ。そうすればもう泥で猿の人形を作らなくていいもん。」貴州省納雍県岩頭小学校蘇戛村分校の生徒である楊明君は、一番欲しいのは図工用品だという。

調査報告を見ると、貧困地区の農村小学校では、ほとんどの生徒が音楽、体育、図工用品を持っていない。そのうち、43%の生徒は図工用品がなく、所持率が最も高いスケッチブックでさえ、その割合はわずか13.1%だった。

音楽用品については、更に現状は厳しい。8割が音楽用品を持っておらず、所持率が最も高いハーモニカとリコーダーでも、10%に満たない。

また、貧困地区の小学校の音楽、体育、図工教育の方法や内容の手薄さも心配される。中国貧困サポート基金の幹事長補佐である陳洪涛氏によると、調査対象の学校では、図工の授業は、教師が黒板に模範の絵を描き、生徒が簡単に真似るだけであることが分かった。また、音楽の授業では流行歌を歌うだけだったり、体育では、整列して行進するか、笛に合わせて体操するだけという程度の学校もある。

貧困地区の農村小学校の音楽、体育、図工教育への資金投入は、更に逼迫している。一部の学校では、生徒あたりの音楽、体育、図工用品の経費は毎学期わずか0.5元(約1.3円、1元=約13円)しかないという。

陳洪涛氏は、「貧困地区での音楽、体育、図工教育は大変お粗末なもので、都市部との格差はますます広がるばかりだ。農村の子供たちは将来の競争において更に不利になっている」と嘆く。

■寄付対象学校は推薦で決定

「まごころ小包プロジェクト」は、2009年に開始されて以来、去年の年末までで、2,342億元(1元=約13円)の募金を集めたが、そのうち、児童や生徒向けの文具の寄贈は200万個以上に上る。

今年の「まごころ小包プロジェクト」は、例年より内容が充実した。通常の図工小包と体育小包の他、今年は音楽小包が新たに追加された。それは教師のための指導用教材と、生徒用の打楽器だ。これにより、貧困地区の小学校において、基本的音楽教育を行うことができる。

寄付対象学校の選定方法は、従来の特別貧困県申請方式の他、今年は一般からの推薦も受け入れる。ボランティア組織、NGO、メディアなど、条件を満たす団体は、基金会が定めた基準に基づき、学校を推薦することができる。

■小包の種類

図工小包:100元(約1300円)図工用品を主に、文具、生活用品を加え135品
体育小包:1000元(約13000円)ボールおよび競技、遊戯、体育教育補助用品を中心に60品
音楽小包:1000元(約13000円)教師用の電子ピアノ、生徒用の打楽器などを中心に21品
あたたか小包:200元(約2600円)ダウンジャケットなどの生活用品

 

ソース:http://news.sina.com.cn/c/2012-04-12/022924257197.shtml

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