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iPhone密輸組織 摘発される


2012年4月13日付け 羊城晩報

2012.4.13iPhone密輸

先ごろ、深圳税関は“水際ブロックGS01”という大規模な一斉取り締まり作戦を実施した。これにより、金額にして5億元以上という特大の電子製品密輸事案を捜査し、密輸団を検挙した。

この密輸団はiphoneなど電子機器を専門に扱う集団で、主に香港で商品を購入し、運び屋を使って少しずつ中国国内に運び込み、淘宝(タオバオ:中国の大手ネット通販サイト)で堂々と販売している。

深圳税関はこの一斉取り締まりで本事案の関係者104人を検挙した。概算では、このサイトで販売された各種密輸電子機器は2011年だけでも10万台以上に上る。現在、68名の容疑者が拘留されている。

■国内未発売のiPhone4がネットで大人気

2012年初頭、中国国内では未発売のアップル社iPhone4が、ネット上ではすでに多数の販売店で大量に販売されていることを税関が発見した。

そのうちの1軒、淘宝(タオバオ)内で5星級評価を受けている“藍優数碼”というショップでの取引量は極めて大きく、価格も極端に安いことから、税関の取り締まり部門は、このネットショップが密輸製品を販売している疑いが大きいと見た。

税関の取り締まり官は当時を振り返り、「この疑惑に基づいて詳細な調査を行ったところ、“藍優数碼”はアップル社製品をメインに扱う大型小売店で、全国の約100ヶ所の都市に加盟店を持ち、ネットショップは開業して2年経つことがわかった。ネットショップでの販売量は淘宝(タオバオ)のモバイルショップのトップ10に入っており、月平均で2万台近くアップルなどの電子機器を販売している。このうち一部の製品は非正規ルートで入手した密輸品だった。これらの手がかりから、税関では、彼らは香港で製品を購入し、正規の通関を経ずにネット上でアップル社製品を販売する密輸集団だと判断した」と語る。

■実在の店を隠れみのにし、運び屋が暗躍

税関の最重要任務は、“藍優数碼”ショップの供給源を一刻も早く特定し、証拠を完璧にそろえることだ。しかし、“藍優数碼”のサプライヤーは100社以上あり、この中から密輸品を提供していたサプライヤーを特定するには、しらみつぶしの調査が必要となる。増して、この取引はネットというバーチャルスペースが舞台であり、背後の真相を明らかにするには、困難を極めた。

1ヶ月近い24時間体制のしらみつぶし調査の結果、呉、陳、黄という3名のサプライヤーが税関の目に止まった。この3者はいずれも実在の店舗を持ち、従業員はほとんどが身内で、一見問題ないように見える。しかし、調査を進めるに連れ、3者とも実在の店舗を隠れみのにして密輸を行っている形跡を発見し、“香港で購入–運び屋が密輸–ネットで販売”という密輸ルートを特定した。

この密輸集団は10の犯罪グループと関連している。それは、次の①から④のような流れになっている。

①“藍優数碼”が淘宝(タオバオ)でショップを開設し、呉、陳、黄らのグループがアップルシリーズの製品を注文する。

②国内の注文書をもとに、香港で供給源を確保する。

③その後、厳、李A、李Bらのグループを経由して、施、劉などの運び屋に委託する。運び屋組織は品物を身体に隠し持ったり、香港と中国国内を行き来できる通行証を持つ車に隠すなどして、何度も往復しながら少量ずつ分散して密輸する。

④入手した商品を、“藍優数碼”がネットショップを通じて全国各地に販売する。

 

ソース:http://news.ycwb.com/2012-04/13/content_3768959.htm

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