“チャイナなう”編集室 当サイトへの広告掲載に関するご相談は編集室まで!

ゼリー食品に風評被害


2012年4月13日付け 新京報

2012.4.13ゼリー回収

「結局のところ、ゼリーに工業用ゼラチンが使われているの?食べられるの?」

最近、実名制が導入された微博(ミニブログ)で、“ヨーグルトとゼリーには古靴から作ったゼラチンが使われている”というつぶやきが反響を呼び、ゼリー食品に対する強い疑惑が話題を呼んでいる。

これに対し、中国食品工業協会糖果(飴菓子類)専業委員会は関連文書を発表し、今後、産業界を代表し、当該の微博の投稿者に対し訴訟を起こす可能性もあると表明した。

中国乳業協会副会長の谷継承氏は、関係機関が公表した検査結果では、中国の乳製品の品質は過去最高の水準にある。正規の乳製品加工企業が、乳製品にいわゆる工業ゼラチンを添加することはありえないと確信している、と述べた。

■監督管理:ゼリーメーカーがゼラチンを使用した事実はない

10日、中国食品工業協会果糖専業委員会は、通常、ゼリーに使用する増粘剤は、カラギーナンやアルギル酸ナトリウムなどの海藻から抽出した物質か、あるいはその他の食品繊維である、と発表した。

晋江市品質技術監督局食品生産監督管理課課長の顔金杯氏は、カラギーナンは通常、海藻などの植物から抽出する。これに対し、ゼラチンは動物の皮が原料であり、両者はまったく異なる。国家添加剤衛生使用基準に基づけば、カラギーナンは生産需要に応じて適量の使用が認められており、人体に害はない。長年に渡る監督管理業務においても、ゼリーメーカーがゼラチンを使用した事実はいまだかつて確認されていない、と述べている。

福建省品質技術監督局の提供した資料では、2010年以降、毎年、ゼリーメーカーに対して省レベルの抜き打ち検査が行われ、ゼリー食品の規格、鉛、ヒ素化合物、銅、菌コロニー総数など多数の項目に渡り検査が行われている。

検査は延べ155回実施され、わずか3回が不合格となっただけ。そのうちの2回は、ゼリー食品そのものの品質指標(溶性サッカリン、菌コロニー総数、アセスルファムK)不合格であり、1回はゼリー食品上の注意書きが不合格となったもので、いずれもゼラチンとは無関係だった。

■多くのゼリーメーカーに回収命令

中国食品工業協会糖果専業委員会は11日、ゼリーメーカーに文書を送った。そこには、「(略)我々が電話や食品工業協会のオフィシャルサイトでどんなに十分な説明をしても、消費者が依然として懸念や疑惑を持っていることを、強く感じております。更に深刻なのは、当会がその情報をはじめて知った時点で、すでに多くのゼリーメーカーが地方監督管理部門から“ゼリー食品全品回収検査”の通達が出されていたという事実です」と記されている。

毎年、1月から中秋節の頃までがゼリー食品の販売好調期で、現在、すでに影響が出始めている。数日間ではゼリーメーカー全体の損失を評価することはできないが、業界に対する影響は確実に大きい。今回のデマで最も問題なのは、“あいまい”なことで、消費者に猜疑心だけを与えている。

業界としては、消費者がゼリーの知識を十分に持たないことから、“食べないに越したことはない”或いは“食べる量を減らす”といった考えが生じることを懸念している。しかし、こうした状況が生じるのは、おそらく避けられないだろう。

中国食品工業協会糖果専業委員会は、次のような声明を出した。「インターネットという、ますます拡大するプラットフォームにおいて、ネットユーザも微博投稿者も自制心を持つべきである。著名人はさらに自制すべきである。(中略)今後、業界を代表して当該の微博投稿者に対し訴訟を起こす可能性もある。」

 

ソース:http://news.sina.com.cn/c/2012-04-13/022924263730.shtml

チャイナなう編集室