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大型犬が飼育禁止へ


2012年4月17日付け 中国広播網

2012.4.17大型犬飼育禁止

中国の声「世界中国語放送ネット」の報道によると、ゴールデンレトリバー、シベリアンハスキー、ラブラドールレトリバー、サモエド犬、チャウチャウなどの大型犬は、今年11月からハルビン市内で見られなくなるかもしれない。

というのは、ハルビン市が新しい規定が施行され、大型犬や獰猛(どうもう)な犬種の飼育は禁止されるからだ。体高が50センチを超え、体長70センチを超える犬はすべて飼育禁止となる。

この報道が、多くの市民やネットユーザの反論を呼び、波紋がたちまち広がった。。

「いわゆる潜在的な危険性というものは、本当にここまで深刻なものになったか」と疑問を投げかける人もいる。多くの市民は犬達の首にSOSの札をつけ、“僕たちを助けて!”と呼びかけている。

犬に対するこうした措置は、理由がないわけではない。主な目的は人を守るためである。

先ごろ、山東省済南では犬が人に怪我を負わせる事件が何件も起きた。済南市公安局は1000人以上を投入して違法飼育犬220匹あまりを集中的に取り締まった。

犬は人間の友達だといわれる。外国の犬たちはどのような状況なのだろうか。彼らの運命はどのようなものなのだろうか。大型犬や獰猛犬に特別な規則はあるのだろうか。各国は如何にペットが人に怪我を負わせる事故を防止しているのか。日本では平均13人に1人が犬を飼っているという。長年日本で暮らす唐辛子氏によると、日本人で犬を飼う人は非常に多く、獰猛犬も多く見かけるという。

唐辛子氏によると、獰猛犬も確かにいるが、大型犬が人を傷つけたというのは、最近日本では聞かないという。日本政府はどのような犬が飼育可能かなどについては何も規定していないが、逆に動物保護法がある。もし犬を虐待したり、遺棄したりすれば、30万円以下の罰金を課せられる。もし犬1匹を殺したとしたら、少なくとも100万円以下の罰金が科せられる。

注目すべきは、日本人が犬の散歩に出かける際は、決してリードを手から離さないということだ。また予防接種も欠かさない。しかし、これらは自主的に行われていることであり、規定はない。

唐辛子氏によると、犬の散歩は必ずリードで繋がなくてはならず、これは絶対に必要なことであり、法律の規定ではなく、一種の常識と義務である。多くの日本人の認識では、犬は自分の子供と同じであり、毎年予防接種を行い、毎年健康診断も人間と同じように行う。その待遇は人と変わらない。

更に、犬を飼っている人の中には、勉強会に参加する人も多い。犬を飼う場合にどのようなマナーに気をつけるべきか、どうすれば人に迷惑をかけないか、自分がトラブルに巻き込まれないかを勉強する。

フランスの事情については、中国人の万さんが教えてくれた。フランスでは大型犬や獰猛犬の飼育を禁止していないが、政府は市民に参考事項として提唱していることがある。

フランスでは大型犬や獰猛犬の飼育は許可されている。ただ牧羊犬のような大型犬の場合は、予防接種を推奨し、飼い主が犬の健康状態に責任を負うように提案している。獰猛犬については、政府は口輪をつけるよう求めており、口輪をつけていない場合、警察に見つかると、飼い主は罰金を科せられる。

万さんによると、フランス市民は人の集まる場所で犬を散歩させる場合、非常に注意してリードを引いているという。もし犬が人を噛んでしまったら、飼い主は逮捕される可能性もあるからだ。

もし自分の犬が人を噛んでしまったら、状況の深刻さに基づいて罰則が課せられる。深刻な場合は、飼い主は禁固刑の可能性もある。犬の飼い主として他の通行人を侵害したことになるからだ。

そのため獰猛犬を飼っている人は特に注意を払っている。噛まれた通行人は、直接病院に行って診察してもらい、診察費用は医療保険から支払われることになる。

では、命と同じように犬を愛するオーストラリアでは、政府の規定はどうなっているのだろうか。「世界中国語放送ネット」オーストラリアオブザーバーの鄒苗苗さんは、次のように話してくれた。

「オーストラリアには規定があり、マンションではペットを飼うことはできません。見つかったら罰金を払わなくてはなりません。もしペットの鳴き声が大きかったら、近所から苦情がくるかもしれません。オーストラリア人の犬好きは世界的にも有名ですが、犬優先の精神は非常に強いです。もし犬の虐待や動物の虐待が見つかると、裁判に訴えられて、牢屋に入ることになりかねません。」

「オーストラリア人が如何に大型犬の飼育を考えているかについては、これは全く問題とされていないということができます。ここの人たちは自分の命のように犬を愛しており、ここの犬たちもほとんどはとてもおとなしいです。通常獰猛犬が飼い主と出かける際は、必ず口輪を付けなくてはならず、もし獰猛犬が人を噛む事件が起これば、罰せられるのは飼い主の方です。飼い主は罰金を払い、被害者に賠償を行い、加害者である犬は理論的には警察により処分されますが、実際に処分される犬はごく一部です。」

日本であれ、フランスやオーストラリアであれ、犬の飼い主が自発的にマナーを守ることが不可欠であるのは明らか。ペットは人類の友達であり、ペットと人類が楽しく共生するためには、監督管理者とペットの飼い主が共に努力しなくてはならない。これは決して禁止令という単純な問題ではないのだ。

 

ソース:http://news.sina.com.cn/c/2012-04-17/133124285536.shtml

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