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出稼ぎ労働者の幸福度調査


2012年4月25日 新京報

2012.4.25出稼ぎ労働者幸福感

中国人民大学心理学部と工衆網が共同で公表した“出稼ぎ労働者の幸福度”ランキングにおいて、調査した全国20ヶ所の主要都市のうち、北京市は14位と下位に位置し、4つの直轄市(北京、上海、天津、重慶)のうちで、重慶市が最上位となった。

■昨年の中国の出稼ぎ労働者数は2億4000万人

調査した全国20ヶ所の主要都市のうち、北京市にいる出稼ぎ労働者の幸福度は下位に位置し、若い世代の労働者ではさらに低い17位となった。これは、中国で初めて実施された、出稼ぎ労働者を対象に行われた主観的な生活感情に対する調査の結果である。

人力資源と社会保障部が2011年5月に公表したデータによると、出稼ぎ労働者の総数は2億4000万人に上る。人民大学心理学部の孫健敏学部長は、「出稼ぎ労働者の主観的な生活感情は中国社会全体の変化を反映したものだ。彼らは一人でいくつもの役割を担っており、彼らの努力は、物質的な面においても精神的な面においても、社会発展の最も重要な原動力となっている。彼らを理解することは、彼らを支援するために必要不可欠である」と語る。

■現在の居住地に残りたいと考える者は半数以下

調査に応じた出稼ぎ労働者のうち、80%が都会の人たちは彼らに対して好意的だと感じている。90%が都会の人は彼らに対して侮辱するようなことはないと答えている。35%が自分は都会に完全に溶け込んでいる、40%が基本的には溶け込んでいる、と答えた。

“もう一度住む都市を選ぶとしたら?”という質問に、46.2%が現在の都市と答え、23.3%が他の都市と答えた。この結果は、多くの出稼ぎ労働者が現在の都市に同化できているわけではないことを示している。

人民大学心理学部の胡平副学部長は、調査研究の結果、都市はすべての出稼ぎ労働者を完全に受け入れているわけではなく、30%程度の労働者は、やはり自分達は都会に拒否され排斥されていると感じている、と語る。

■幸福度と経済発展水準とは直接関連しない

調査した全国20ヶ所の主要都市のうち、北京市は14位と下位に位置し、若い世代の労働者ではさらに低い17位となった。

胡平副学部長は、幸福度と都市の経済発展水準とは直接関連しない、と分析する。

胡平副学部長によれば、北京は居住に適した場所とは言えず、生活リズムも早く、他人の感情を気にすることも少ない。しかも都市の規模が大きく、人間関係も疎遠で、こうした大都市では友人付き合いも少ない。仕事の要求が高く、多くの仕事が出稼ぎ労働者だけでは対応できないため、出稼ぎ労働者は無力感を感じることがある。

18歳から23歳くらいの出稼ぎ労働者は、夢を抱きながら大都市に飛び込むが、多くはその夢を実現することができなかった。北京市は多くの公共サービスを提供しているが、その中には出稼ぎ労働者のニーズに合わないものもあり、現実的に彼らはほとんどそれらのサービスを享受できない。

 

ソース:http://news.sina.com.cn/c/2012-04-25/022424323967.shtml

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