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4割の女性 経済力が原因で出産せず


2013年5月15日、東方網

出産問題

昨日、上海市衛生計画生育委員会が、上海を含む5都市の既婚育児適齢女性を対象に実施した調査によると、仕事と家事の両立に伴うストレスが原因で、女性の出産が遅れる、出産を望まない傾向が強まっていることが分かった。さらに、育児が祖父母任せで、親の育児関与が希薄になる傾向が見られ、親子関係が疎かになることで子供の生育や家族間の絆に悪い影響を与えている。

衛生計画生育委員会の関係者によると、上海の家庭は3つの問題に直面しているという。

一つ目は、仕事と家事の両立ストレスが出産育児にマイナスな影響を及ぼしている。女性の出産遅れや出産したくない傾向が強くなっている。”子供を欲しくない”の原因をとっても、31.3%の健康上の問題を除けば、トップ3に並ぶのは、”経済・住宅の問題”(37.5%)、仕事・勉強のため(25.0%)、”生活にゆとりが欲しいから子供欲しくない”(15.63%)。出産を延ばすの原因トップ3は、それぞれ”仕事・勉強のため”(42.98%)、”もう少し遊びたい”(25.0%)、”経済・住宅の問題”(19.3%)。

若い夫婦は大半育児を双方の両親に頼る。上海の0〜6歳の幼児を例に取ると、親が育児を負担する割合は32.8%で、祖父母は64.0%、その他が3.2%である。しかも子供が大きくなるに連れて、祖父母の負担はさらに増え、1歳未満の55.8%から3〜6歳の72.9%に上昇する。例え祖父母の育児参加で親の負担が軽減されたとしても、長い目で見た場合、親子の関係が疎かになり、親が育児に責任を持てなくなり、子供の成長や家族の絆において悪い影響を及ぼす恐れがある。

二つ目は、少子化と高齢化がもたらす家庭の老人看護問題である。2012年の上海戸籍人口は1429.93万人、524万世帯で、1世帯あたり平均2.7人である。高齢化と少子化が同時進行しており、市の戸籍人口の中に60歳以上の高齢者人口は2005年の266.37万人から、2012年の367.32万人に増加し、人口に占める割合は2005年の19.58%から2012年の25.74%に上昇した。高齢化が進む中、高齢者看護問題が潜在問題から顕在問題になりつつある。

三つ目は、人口流動に伴う外来家族がもたらす問題である。2012年のあるサンプル調査によると、流動人口は上海在住の家庭に占める割合が日増しに増えており、家族規模が2010年の2.22人から2012年の2.48人に増え、大家族が上海に押し寄せていることが分かる。1世帯1〜3人が流動人口の主な家族構成だが、4人以上の世帯が年々に増え、2010年の11.6%から2012年の19.7%に増えた。流動育児適齢女性が1990年〜2011年間に出産した6678人の子供を対象に実施した調査によると、時間とともに流動人口が上海での出産数が増え、1990年では出産した子供の僅か2.3%が上海で生まれたのが、2011年になると、58.8%の子供が上海で生まれている。

専門家は、上海における高齢化と少子化同時進行の現状では、積極的に高齢者を敬う社会風紀を醸成し、老人を大切にする行為を浸透させることが重要であると指摘する。また高齢者を守ることが行政の責任でもあり、中国伝統の親孝行を奨励し、流動人口と地元住民との交流を深めることなどが求められる。

 

ソース:http://sh.qq.com/a/20130515/000014.htm

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