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上海 演劇鑑賞に使うお金はひとりあたり65元


2013年5月23日、労働報

中国演劇

劇場チケット代が高止まりの中、上海の庶民が劇場に行くことがますます難しくなっていることが、中国の文化芸術分野の課題である。上海市文化放送局長の胡頸軍が22日、”上海市民生活フォーラム”で、高いチケット代が庶民が文化芸術に接する障壁となっており、チケットの価格を下げることが行政の重要な役割であると、率直に認めた。

「2012年中国公共文化サービス発展報告書」では、2012年上海で演劇が公演された回数は延べ1.3万回で、観客は延べ700万人あまり、公演総収入は14.9億元(約248億円)であった。上海の定住人口2300万人で計算すると、ひとりあたり演劇に使うお金は65元(約1000円)である。

”最近実施した調査によると、上海市民が演劇鑑賞に使うお金はニューヨークの1/20しかない”と胡頸軍が述べた。上海の公共文化サービスは多くの項目で中国トップの実績を持っているが、文化消費の分野はまだまだ不十分であり、海外の多くの大都市と比べるとまだ差が大きい。

胡頸軍によると、上海は近年、公益性演劇に対する補助金などの政策を打ち出し、チケット代が高く市民が劇場に行けない問題に取り組んで来た。2012年、上海で公演した演劇の1/3が、市の補助金を受け、チケットを100元(約1500円)以下に設定している。チケット代を抑える効果は出ているが、さらにチケット代を下げるには、政府のさらなる関与が必要である。

”実際、チケット代の高止まりは表面的な現象であり、根底には劇場チケット価格の形成段階に問題がある。現状、劇場公演に関わる部門はみんな口を揃えて自分たちはチケット代から利益を得てないと言う。これは更に研究する必要がある”。胡頸軍は、今年上海演劇産業協会を設立し、当該協会が主導的にこの問題の解決策を模索すると明らかにした。

 

ソース:http://hi.online.sh.cn/content/2013-05/23/content_6080121.htm

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