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一部の見るに耐えない中国人たち


2013年5月27日、人民日報

4293ボツワナで通関する時、白人と黒人は全員ノーチェックなのに、中国人と思われる顔立ちだと、荷物はすべて調べられる。一部の中国人が違法に象牙を持ち出そうとして摘発される。一部の中国企業の手抜き工事などで品質問題が頻発している。考えたことはあるだろうか?あなたの一挙動一投足には、全て”中国”という看板を背負っていることを!

ボツワナ、アフリカ南部で有名なこの国は、中国人にとってあまり耳慣れない名前である。58万平方キロメートルの広大な土地を有するボツワナの人口は、わずか200万人である。いま、ボツワナに住む中国人は3万人に達し、人口割合からすると低くない数字だ。しかし、彼らは現地で尊敬されているのだろうか?

4月下旬のある日、記者は出張でボツワナに行くことになり、わずか数時間の滞在で、心底落胆させられる経験をした。

通関:中国人を厳しく検査

南アフリカのケープタウンからトランジットでボツワナの首都ハボローネ行きのBP330便は、ボツワナ航空が最近開設した新しい路線である。その日は飛行機が空いていて、わずか10数名の乗客しかいなかった。ひとりの黒人男性乗務員がとてもフレンドリーで、中国人と見ると、自ずから声をかけて、座って乗客と談笑をしていた。

2時間あまりの飛行で、記者は中非友好は言葉だけじゃない、ボツワナは中国に友好的で中国人が大好きだと内心そう思った。

しかし、この思いもハボローネ空港に到着するや否や、すっかり消え失せた。

通関検査の時、検査員は記者を止め、手荷物を全部空けさせ、中の物をひとつずつチェックして行く。箱に入ってあり、見た目が新しそうな物があれば、必ず”これ幾ら?”と質問する。チェックが全部終わるまで30分もかかった。

通関検査を通過した後、外で迎えに来てくれた友人が教えてくれた。”最近中国人に対する検査が特に厳しい。少し前に中国から来た訪問団の時も、荷物が同じように調べられた。お客様も嫌な思いをするし、こっちもお客様に面子が立たない”。記者の同行者が観察したところ、白人と黒人は通関検査で全て素通りなのに、中国人らしい顔立ちだと、手荷物は全部チェックされる。

一部の工事に品質問題

空港を出る時、記者は通路の柱や地面は全部青色のスチール板で覆われており、この空港はまだ建設工事の途中であることを物語っている。夜、現地の華僑リーダーとの会談で、空港で見た光景に触れると、彼らはこう教えてくれた。”中国人は事前に所持品をちゃんと申告する習慣ないから。でないと、一般的にそこまでチェックを受けることはない”ーーもちろん、これはこの”仕打ち”の根本原因ではない。根本的には中国人のイメージに問題があるようだ。

ある華僑は現地で建築関係に従事している。長年アフリカに派遣され、その後ボツワナで独立した。彼によると、中国建設企業はボツワナでは独占状態だという。中国企業は値段が安くて工期も短い。ハボローネ市内にあるちょっと高い建物は殆どが中国企業が建てた建物である。ハボローネ空港の拡張工事も中国企業が受注している。しかし、まだ完成してないのに、もう問題が出ている。”先日の強風で、また屋根の一部が捲り上がってしまった”。中国企業のイメージを損なうだけでなく、このままでは、いつまでも引き渡しができない状態が続く。

これだけではない。記者がボツワナから帰国する前、南アフリカのヨハネスブルグで乗り換える時、ボツワナで建設業に従事する中国人数人とあった。その中の山東駐ボツワナ民営建築公司の盧さんは、一部の中国企業は不良品を正規品と偽ったり、手抜き工事をやったりする事例に触れた。”中国人のイメージは、確かに中国人によって汚された”。大多数の中国企業や中国人はまじめに経営し、品行方正であるのに、”数個のネズミの糞でスープが台無しにされた”のが嘆かわしい。

象牙事件がさらに拍車をかけた

もうひとりの華僑によると、中国人のイメージが大きくダウンしたキッカケに、最近起きた”象牙事件”があるという。個人旅行でボツワナに来ていた中国人が、違法に象牙製品を所持したところ、空港の通関で身柄を拘束された。ボツワナは象牙に関する事件の取り締まりが特に厳しく、ボツワナ拘置所を訪ねた別の記者は、”中に入ると、そこには10数人の中国人がいた”という。

中国人の象牙に対する嗜好はボツワナ人には分からない。記者はボツワナ国内で、道からそう離れてない湖に象の死骸が浮かんでいるのを目撃したことがある。1本の象牙が水面から高く突き出しているが、通行人は全く気に留める様子はない。中国アフリカ史研究会会長で、北京大学国際関係学院教授の李安山が言うように、アフリカには中国人が学ぶべきモノがたくさんある。そのひとつが自然に対する尊敬の念である。

ボツワナ西北部都市マウン市を取材した時、現地の華僑も”最近のボツワナ駐在の中国人には見るに耐えないものがある”と嘆く。最も典型的なのは、大手メディアのDaily news紙が毎日のように中国または中国人に関するネガティブ記事が掲載されており、中には1面に載ることもある。

ハボローネで記者と面会した中国駐ボツワナ臨時代表の梁碧真は率直に、現地の華僑は転換期に直面していると認めた。一部の中国人が引き起こしたネガティブなニュースは、ボツワナに限って見られる現象ではない。南アフリカでも、中国中小貿易商の脱税や、中国人同士の悪質な競争などが問題となっている。

再び信頼を取り戻すために

過去の長い間、中国人はボツワナなどのアフリカ諸国でのイメージはずっと悪くなかった。問題はこの2年間に集中して起きた。いま、ボツワナにいる中国人は主に3つの事業を展開している。建築業、貿易業、サービス業である。中国人貿易商の店はボツワナ全土に広まっており、彼らの現地での印象は、商売のためなら苦労を厭わない、現地の法律が分からない、言葉が通じない、時に脱税をしようとする。サービス業は貿易業と違って、医療援助、レストラン、自動車修理工場などが含まれる。貿易商と違うのは、医療援助隊は高い医療技術と人命救助の精神が浸透していることが、高い評価を得ている。

現地中国人の中でも、この現状を打破しようと頑張っている人たちがいる。中国語新聞「アフリカ華僑週報」を創刊した南庚戌は、駐在中国人に現地の法律を紹介したり、語学学校を開いたりして、駐在中国人が現地に溶け込めるように手助けをしている。また、英字新聞も創刊し、中国人を正しく理解してもらいながら、慈善活動にも積極的に取り組むことで、地元主流社会の中国人に対する印象を向上させる努力もしている。慈善活動を通して、彼は何度も地元テレビに出演し、現地政府や社会にすっかり溶け込んでいる。彼によると、”現地は慈善活動に対する評価が特に高い。企業が慈善活動に取り組むことで、それがビジネスにも有利に働く”。

 

ソース:http://politics.inewsweek.cn/20121130/detail-30342-all.html

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