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大気汚染対策 屋台も取り締まり対象に


2013年6月5日、新民網

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熱い夏がやって来た。友人数人と屋台に行き、串焼きを食べながら冷えたビールで喉を潤す。これは上海市民が最も好きな夏の過ごし方である。しかし、屋台からモクモクと上がる煙が周辺地域の環境に与える影響は無視できない。しかもこれは都市生活の大敵であるPM2.5の原因にもなっている。

上海市環境保護部門は5日に、今後上海市はエネルギー、産業、交通、建設、農業と社会生活の6大分野における大気汚染防止政策を強化するとともに、市中心、郊外及び新しい居住区域における露天屋台の調理行為を厳しく取り締まると発表した。

上海APIの3指標が明らかに改善

”2008年以来、上海APIの汚染物質に関わる3指標は全体的に明らかな改善が見られた”。市環境保護局副局長の呉啓洲は市議会の研究会でこう紹介した。APIはすなわち空気汚染指数のことで、その中には、二酸化硫黄、二酸化窒素と微細顆粒物の指標が含まれている。

汚染物質の排出規制と総合的な大気汚染防止策のおかげで、いまのところ、上海市の3指標は全体的に明らかな改善が見られ、”2008年以来、この3項目の年平均濃度は継続的に下降している”と呉啓洲は率直に述べた。

このほか、データによると、上海市のAPI指数の基準値合格率は90%以上を維持し、2012年は93.7%に達した。”近年、上海市のAPI基準値合格率は長江デルタ地域にある17の環境保護特区の中でもトップレベルである。”

また、PM2.5の観測発表では、昨年から上海市はPM2.5など6項目の大気汚染物質濃度を試験的に公表しているほか、空気品質指数(AQI)も公表している。今年4月、上海市が施行した「上海環境大気重度汚染応急法案(暫定案)」に基づき、市内のAQI指数が201から300になった時と、300を超えた時に、汚染注意報と重度汚染警報を発表し、汚染の程度に応じて、工業、交通、生活、農業などの分野で応急的な汚染対策を実施している。

高いエネルギー消費が大気汚染の根本原因

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しかし、呉啓洲は素直に、現状上海市におけるPM2.5汚染は依然存在することを認め、”2012年6月27日よりPM2.5観測を始めて以来、市の平均PM2.5濃度は56μg/m³である”と付け加えた。

2012年の汚染物質排出源リストの分析から、大気中PM2.5物質の8割は市内から排出されているとの結論に至った。データによると、市内から排出される汚染物質の中で、交通分野と工業分野が大部分を占め、それには、移動する自動車や船舶、石油化学コンビナート、化学工場、塗装噴射、建材製造工程、及び工業炉や陶磁器の窯などが含まれる。

このほか、ホコリ・民間塗装と飲食産業による汚染物質の排出も、それぞれPM2.5発生源の10.4%と5.4%を占める。

もちろん、市外の汚染源や、気象状況、祝日期間の爆竹などの特殊要因もPM2.5を押し上げる要因となっている。

大気品質の改善を実感するまで持久戦で臨む

”大気品質の改善は体力戦であり持久戦である”。呉啓洲は、大気汚染が深刻な状況のいまだからこそ、大気汚染物質の排出削減を強化しなければならないと主張する。”当面の目標はできるだけ早く国家大気品質二級基準をクリアすること。モヤモヤした空の日を減らし、PM2.5濃度を低下させ、市民に大気品質の改善を実感できるようにしたい。”

環境保護部門は、今後、エネルギー、産業、交通、建設、農業、社会生活の6大分野で大気汚染の予防対策を推進すると表明している。

エネルギー分野では、構造改革を推進し、石炭消費量を低減するとともに、クリーンエネルギーの活用を積極的に拡大する。一方、産業分野では、新規参入や産業配置の最適化を進め、石油化学と化学工業を厳しく制限する。交通分野では、バス利用の推進を継続しながら、自動車保有台数を厳しく制限し、クリーンエネルギー車の拡大を支援する。建築と農業分野では、グリーン建築に重点を置き、農村の違法焼却を厳しく取り締まる。

このほか、計画によれば、今後関連部門は油や煙の排出に対する規制を更に厳しくし、浄化型家庭用換気扇の導入を促進する。同時に、市内、郊外、新規居住区域における屋台での調理行為を取り締まり、社会生活分野でも大気汚染の発生源を一掃する構えである。

ソース:http://shanghai.xinmin.cn/msrx/2013/06/05/20583985.html

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