“チャイナなう”編集室 当サイトへの広告掲載に関するご相談は編集室まで!

馬雲:起業者に送る15の忠告


2013年6月19日、著者:馬雲

4629

1、2001年、私はひとつ過ちを犯した。18人の共同創業者を全く評価せず、全ての副総裁職に外部から招聘した人材を当てた。10年経った今、外部から招聘した人材はみんな会社を去ったが、かつて能力を疑った人たちが副総裁や役員になっていた。私には2つの信条がある。態度が能力より重要であることと、同じ志しを持つことが能力よりも重要であること。

2、他人の考え方を変えられると思ってはいけない。それは絶対不可能である。30%の人たちは永遠にあなたのことを信じることができない。仕事仲間にあなたのために働かせようしてはならない。彼らと共通の目標のために働くのだ。共通の目標の元に団結することは、ひとりの周りに団結するよりずっと簡単だ。

3、きめ細やかな人は人間力に欠ける

(1)経営はきめ細やかさで勝ち、人間力で負ける

(2)人間力とは人格と志しであり、きめ細やかな人は往々にして人間力に欠ける。人間力のある人は細かいことを気にしない。両方できる人は天才と言えよう。

4、リーダーは一般社員とどう違うのか?リーダーは絶対部下と才能の張り合いをしてはならない。部下は間違いなくあなたより才能がある。もしあなたより才能がないならば、それはあなたが人選を間違っているのだ。張り合うべきは先見性であり、ほかの人より遠くを見ることができるかどうか。張り合うべきは包容力であり、ほかの人が我慢できないどんな理不尽なことでも受け入れることができるかどうか。張り合うべきは実行力であり、どんなに失敗しても、ほかの人よりやり続けられるかどうか。優れたリーダーに必要な素質は先見性、包容力と実行力だ。

5、リーダーは模範勤労者になってはいけない。幹部にする前に、幹部の心得を教えなさい。多くの幹部は模範勤労者だ。彼らは皆働き者である。もしそのような人を役員にすると、彼は何事も率先して実行し、部下を育てようとしないからだ。本当に優秀なリーダーは部下を模範勤労者にする人であり、自分が模範勤労者になる人ではない。

6、中国のビジネスマンはもう政府との癒着をやめよう。人生の中で、カネと権力を全部手に入れようとしないことだ。公務員になれば、お金持ちになりたい気持ちを捨てなさい。ビジネスマンになるなら、さらに権力も手に入れようとしてはいけない。カネと権力が一緒になると、まさに火薬と導火線が一緒になったようなもので、爆発するのは目に見えている。胡雪岩(※)が可哀想なのは、彼は権力を手に入れたビジネスマンだったからだ。ビジネスマンは政府とあまり関わらないほうがいい。

※胡雪岩:清の時代に”聖商”と呼ばれた豪商。

7、若者に知って欲しい4つのこと

(1)失敗とは何か?諦めることが最大の失敗である

(2)負けない気持ちとは何か?困難、理不尽、イライラをたくさん経験して初めて、本当の負けない気持ちとは何かが分かる

(3)自分の職責は何か?他人より少しでも多く働き、多く努力し、多くの理想を持つこと、それがあなたの職責である

(4)バカは口で話す。賢い人は頭を使って話す。賢者は心で語りかける

8、生きることは自分を探すためであり、働くためではない。自分がこの世で生を授かったのは仕事をするためではなく、人生を楽しむためだ。もし人生を全部仕事に捧げ、本当の自分を見失ったなら、きっといずれ後悔するだろう。例え、事業がどんなに成功して、どんなに偉大で、どんなにすごいだとしても、我々がこの世界にいるのは生きることを楽しむためであることを忘れてはならない。仕事一筋だと、あとで後悔する。

9、仕事はあまり真面目にやらなくてもよい。楽しければいい。私は仕事に真面目な人が苦手だ。仕事はあまり真剣にならず、楽しければそれでいい。なぜなら、楽しむことから初めて創造が生まれる。真面目なひとは、自分にチェック項目を増やし、ストレスを増やし、不平不満を増やし、結局ロボットのような人間になってしまう。我々がどんなに偉大だろうと、勤勉だろうと、ツラかろうと、幸せで楽しい人生を送ることを忘れてはならない。人間らしい生活こそ、我々をより一層魅力的な人間にする。

10、ハイレベルな競争論

(1)倒れるまで競争するのは愚かな行為だ

(2)外に出れば、周りがみんな敵だ

(3)競争に恨みなどの感情を持ち込んではいけない。でないと、絶対失敗する

(4)競争は将棋みたいなものだ。負けたら、もう1局やればいい。決して双方ケンカしてはいけない

(5)本当の経営者は敵を作らない。心に敵がいなければ、天下無敵だ

11、愚痴を習慣にしてはいけない。本能の退化が一番激しいのが人間だ。野獣と比べると人間は腕力と脚力で劣る。犬と比べると臭覚が劣る。しかし、人間は愚痴能力を進化して来た。たまたまなら問題ないが、愚痴が習慣になると、海水を飲むように、飲めば飲むほど喉が渇く。結局、成功した人たちは皆愚痴が得意な人たちではない。世界はあなたが何を言ったかを覚えてないが、あなたが何をしたかは忘れない。

12、起業者への忠告

(1)みんなが見えてないチャンスが本当のチャンスだ

(2)社員たちが笑いながら仕事できる環境を作りなさい

(3)顧客第一、社員第二、株主第三

(4)成功事例をあまり聞かないで、失敗事例をたくさん聞きなさい

(5)変化が起きる前に変化しなさい

(6)お金のことを忘れなさい

(7)ずる賢さより、愚直にやり続けること

(8)心が態度を決め、態度が状況を決める

13、起業について

(1)いいモノはなかなかうまく説明できない。はっきり説明できるモノはだいたいあまりいいモノではない

(2)起業は一番相性がいい人を探しなさい、一番成功してる人である必要はない

(3)この世の中で、一番不確かなのはコネである

(4)無料が一番高い

(5)今日は惨め、明日はもっと惨め、あさっては素晴らしい1日

14、起業で避けるべき4つのこと:見えない、見下す、理解できない、付いていけない。競争相手がどこにいるか見えない。相手を見下す。競争相手の強みを理解できない。そして付いていけなくなる。相手が弱くても、強い相手のように対処すべき。例え相手が強くても、自分を弱小と卑屈になることはない。

15、起業とは、以下のことを意味する。

(1)安定した収入がなくなる

(2)休暇を申請する権利がなくなる

(3)ボーナスをもらう機会がなくなる

でも、更に次ぎのことをも意味する。

(1)収入に制限がなくなる

(2)時間をもっと有効に使える

(3)ひとに依存することがなくなる

考え方が変われば、結果も変わる。違う選択をすれば、初めて人生が変わる。

ソース:http://www.topnews9.com/arc/20130619/21967.html

チャイナなう編集室