“チャイナなう”編集室 当サイトへの広告掲載に関するご相談は編集室まで!

高級ブランドが相次ぎ値引き販売


2013年6月24日、羊城晩報

4677”こんにちは。今日から弊社のブランド商品の一部が7割セールを開催しております、良かったら見に来てください!”

”消費の達人”である劉さんに、最近頻繁にグッチやディオールなどのブランドからこのような電話がかかって来るようになった。記者が調べたところによると、最近広州で高級ブランドが珍しく先取りセールを開催している。このことから分かるように、世界の高級ブランドは中国市場での拡大が減速し始めている。贅沢反対運動が中国で急成長した高級ブランドが急降下に転じる主な原因であると専門家は分析する。

初めての先取りセール

”3710元のカバンはセール価格で2600元。15000元のカバンはセール価格で11000元・・”

先日、広州にある高級デパートの麗柏広場にあるグッチショップで、”消費の達人”劉さんはセール商品の品定めに興じていた。店員によると、この店は香港店よりも早くセールを開催したとのこと。よくここで買い物する劉さんは記者に対して、”こんなことは本当に珍しい”と信じられない様子だった。

数日後、麗柏広場でディオールの洋服も3割引でセールに出された。ウィンドウショッピングが大好きな王さんは、別の高級デパートでは高級ブランドが5割引で売られていたことを発見した。”MIUMIUは5割引、ほかのブランドもいろいろな割引がある”。香港から帰って来たばかりの李さんも、今年の高級ブランドセールは香港より広州が早いと驚いている。

贅沢反対で高級品が減速

”高級ブランドの売上2桁増は、今年はまだ聞いたことがない”。広州の高級ブランドを専門に扱う経営者はこう振り返る。その主な原因は中国で行われている”贅沢反対運動”にあるという。なぜなら、高級ブランドの国内消費は大きく”自分用”と”贈り物”の2つに分けられ、後者の割合は昨年まで前者よりずっと高かった。

この分析の前半部分は、世界高級奢侈品専門機関が行った最新の研究調査からも裏付けられた。当該研究では、2013年の世界高級ブランドの売上高は2012年より50%減少すると予測し、その主な原因は中国である。BAIN&COMPANYが発表した統計データでも、2012年中国国内高級ブランド消費額の伸び率は2011年の30%から一桁の7%に下落したとしている。

分析の後半部分は、ある匿名希望の企業経営者の証言で裏付けられる。彼によると、”高級ブランドの消費は、我が家を例に取ると非常に分かりやすい。我が家では、自分が使うために買った高級ブランドは全体の40%も満たない。60%以上は贈答用だった。しかも、自分用のは殆ど海外で購入している。これを見れば、国内の高級ブランド消費に占める贈答用の割合がどんなに大きいかが分かる”。

その後、記者は広州のある百貨店に聞いたところ、今年に入ってから高級ブランドの消費が明らかに下落し、主な原因はやはり法人消費の縮小であることが分かった。

高級ブランドの拡大は今後2年間低迷する

具体的に個別の高級ブランドに目を向けると、フランスの高級ブランドLVMHグループが公表した2013年度第1四半期決算報告では、第1四半期の売上増加率は6%で売上高が69.47億ユーロに達し、その中、ファッションと革製品部門はわずか0.4%増の23.83億ユーロで、これは2008年以来成長率が最も低い四半期となり、アナリストが予測した5%よりも低く、2012年度同期の12%よりも遥かに低い。

もし、全行政機関を挙げての公費浪費規制キャンペーンがなければ、高級ブランドの中国市場での成長は、もう少し好景気が続いていたかも知れない。広東流通業商会会長の黄文杰は記者に対して、現状から考えると、今後2年間は高級ブランドが中国でかつての輝きを取り戻すのは非常に難しいとの見解を示した。ただし、高級ブランドに対するニーズが依然存在するので、この2年間は高級ブランドのアウトレット店が発展するいいチャンスだと言える。手頃な値段で一流ブランドが手に入る、こんな時代がもう少しでやって来る。

ソース:http://news.dayoo.com/guangzhou/201306/24/73437_31275718.htm

チャイナなう編集室