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中国IT市場 2015年に3兆元規模に


2013年7月14日、新華網

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国務院総理李克強は12日に国務院常務委員会議を開催し、省エネ・環境保護産業の促進、IT市場の拡大、国内有効需要の引き上げ、経済発展の構造改革に関わる政策協議を行った。政策目標によると、第12期五カ年期間(2011年〜2015年)の3年目以降の国内IT市場規模の年平均成長率は20%以上となっている。権威ある調査部門の予測によると、2015年まで、国内IT市場規模は3.2兆元(約52兆円)を超え、これは国内IT産業にとって一番の好材料となる。

国内経済が構造改革に直面している大事な時期に、中央政府がIT市場を刺激する重大な政策を打ち出すことは、IT市場のニーズを牽引し、ニーズを拡大するだけでなく、新たな経済発展分野を創出することで、現在にとっても、将来にとっても意味のある政策だと言える。産業転換を進める一方、民間企業に改善を促すことで、成長を維持しつつ、構造改革を果たすことができる。

近年、地球規模でITの革新が著しく、IT分野の新製品、新サービス、新業種が次々と現れ、新たな消費市場を作り出している。これらの消費市場は日々活気を増し、世界各国の経済競争力を決定付ける重要な戦場となっている。

IT市場とは何か?グローバルなIT産業の発展から見て、IT市場には、産業市場、生活消費市場、管理業務市場などの領域があり、ITサービス(例えば:音声通信、インターネット接続サービス、情報サービス、情報応用サービス、ソフトウェアなど)、携帯電話・パソコン・多機能テレビなどのIT製品が含まれ、電子商取引(EC)やクラウドコンピューティングなどの間接的なITサービスも対象となる。

我が国の市場規模は膨大で、いまはまさに、民間消費がステップアップする段階と、情報化・工業化・都市化・農業現代化が融合しながら発展する段階にあたり、IT市場が発展するのに適した環境に恵まれおり、大きく成長する可能性を秘めている。急速な発展と潜在的可能性を秘めるIT市場に対して、政策決定機関は大いに重視し、矢継ぎ早に重要政策を打ち出した。

統計データによれば、2012年の我が国IT市場規模は既に1.7兆元(約27兆円)に達し、2011年比29%増加し、関連産業に9300億元(約15兆円)の増産をもたらした。電子商取引やクラウドコンピューティングなどのITプラットフォームをベースとしたIT市場の急速な成長で、電子商取引の取引規模は8兆元(約130兆円)に達し、そのうちネット小売は総額1.3兆元(約21兆円)に達し、新たに5070億元(約8.2兆円)の消費を創出した。

注目に値するのは、近年来、スマートフォン、ノートパソコン、スマートテレビ、モバイルインターネット及びその応用サービスなどの新たなITサービスが急速に発展し、2012年までに、その市場規模は既に1兆元(約16兆円)に達し、前年同期比60%超の伸びである。

マッキンゼーの最新調査報告によると、中国昨年の電子商取引の取引額は殆どアメリカと並んで世界一だった。報告書では、電子商取引はデパートなどに取って代わるだけでなく、新たな消費を喚起していると分析する。特にデパートなどが少ない中小都市では、その傾向が更に強い。

マッキンゼーは、電子商取引は中国政府が挙げた内需拡大の目標を達成するのに大いに役立ち、更に、中国実体経済の多様化を促進し、インフラ建設事業に対する過度な依存から脱却するのに寄与するとの見解を示した。

今回の国務院常務委員会議で協議した政策に基づき、第12期5ヵ年期間の後半3年間で、IT市場規模の年平均成長率20%以上を達成しなければならない。そうなれば、2015年には、我が国のIT市場の規模は3.2兆元(約52兆円)を超え、関連産業に1.2兆元(約19兆円)の生産増をもたらす。

その中で、インターネットを利用した情報サービスの規模は2.4兆元(約39兆円)に達し、年平均成長率は30%以上となる。また、電子商取引やクラウドコンピューティングなどをベースとした消費も著しく成長し、ネット小売で新たに1.2兆元(約19兆円)の消費を創出する。電子商取引総額は18兆元(約291兆円)を超え、ネット小売総額は3兆元(約48兆円)を突破する見込み。

我が国のIT市場発展目標は明らかになった。ただ、我が国のIT市場における現状として、インフラ設備の性能が非力でグレードアップが必要であり、IT製品やサービスに関わるイノベーション能力が弱く、市場参入障壁が高く、関連政策も整備されておらず、管理態勢が不十分などの問題が存在することを素直に認めなければならない。しかし、政府が関連政策を速やかに実行することで、これらの問題は徐々に解決されると確信する。

我が国の経済が構造改革に直面する重要な時期に、中央政府がIT市場を促進する政策を打ち出したことは、当面の内需拡大、高度経済成長の維持に大きな効果があるだけでなく、我が国の消費構造と産業構造のステップアップと、中国経済のアップグレード版の実現に大きな意味を持っている。

ソース:http://politics.people.com.cn/n/2013/0714/c1001-22192770.html

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