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携帯ゲームの”資本論”


2013年07月22日、騰訊科技

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さる1週間は、中国携帯ゲーム業界にとって穏やかでない1週間だった。

7月17日、掌趣(ツァンシュー)は重要な企業買収を公示し、当社株の売買を一時凍結した。7月19日、ある情報筋は今回掌趣が買収する相手は国内の人気携帯ゲーム”大掌門”を開発した玩蟹科技であると暴露し、買収額は20億元(約300億円)だという。

7月19日、華誼兄弟(ホワーイー)は、新株発行と現金支払で広州銀漢科技有限公司の株を取得すると発表した。公示では詳細について触れていないが、以前のうわさによると、買収価格は10〜12億元だと言われている。

上海A株上場企業の相次ぐゲームメーカーの買収は、最近の国内株市場では日常茶飯事となっている。博瑞は遊戯谷を買収、掌趣は動網を買収、浙報伝媒は辺鋒を買収、大唐電信は要玩を買収。一連の買収劇は2013年下半期に入ると更に勢いを増し、買収の炎は携帯ゲーム業界にまで燃え移った。

買収の目的は?

”今後、華誼が人々に与えるイメージは映画制作会社以外に、携帯ゲーム運営会社になるかも知れない”。これは華誼兄弟が銀漢の買収を発表したあと、華誼会長の王中軍が密かに抱いている期待でもある。直感的には、これからも華誼は依然映画の道を行き、銀漢は依然ゲームの道を行くだろう。一連の買収劇のその後の展開を見る限り、非ゲーム系企業(例えば、メディア、映画、通信会社、サービス・プロバイダー、ソフトウェア会社など)がゲームメーカーを買収する唯一の目的は、株価を上げるためである。

これまで、既に確認された買収案件の中で、買収される側の企業は皆ある程度の規模の経営利益を出している会社で、中には買収される側の経営利益は買収する側とほぼ同水準であるケースもある。最近の買収される企業の株価収益率(PE)はだいたい10〜15倍程度で、買収する側のPEは30倍か、50倍の場合もある。1/3の価格で自分と同じ”体格”の会社を買収し、株式市場で”未来志向”の企業イメージを作ることができれば、企業価値を倍以上にするのは容易いことだ。

1+0.3=2、場合によって3にもなる商売をやらない人がいるのだろうか?アホでもやる。未来のことは・・・気にする人はいるのだろうか?

なぜなら、これはA株だから!株価を上げることが唯一の目的、戦略的提携と考えるひとはアホだ。

なぜ携帯ゲームなのか?

”携帯ゲーム・フィーバーは、どこまでも行きそうな勢い”。これは身近にいるゲームアプリを開発する友人たちの共通の観点だ。一体どこまでフィーバーしているのか?”有名な話で、ある会社がホームページで携帯ゲーム開発技術者の求人情報を掲載したところ、翌日の株価がストップ高まで上がった”。

本当に大丈夫かと心配になるが、現実はこの通りだ。モバイルインターネットは中国で数年間の発展を経て、2013年に入ると収益化できるビジネスモデルが現れたーーゲームである。不完全な統計によると、2013年上半期だけで、20以上の携帯ゲームが月間売上1000万元(約1億6000万円)を突破した。また、2013年年末には月間売上5000万元(約8億円)の携帯電話向けゲームも現れるだろうと言われている。

例えこれが現状だとしても、中国の携帯電話向けゲームはまだ初期段階にあり、業界全体はあと数年間50%以上の成長率を続けるだろう。

よって、業界としては、携帯ゲームは成長速度が速く、利益率が安定で、かなりの市場規模を有する、新興企業向け市場にピッタリの業界と言える。

ただ、裏では株価操作、偽ゲーム、盗作などの問題も出始めているが、しかし、何が起きてもそこはA株上場企業。株主が全員株価操作を見破れると思うか?偽ゲームが国内携帯ゲーム業界のトレンドになっていることを株主が皆知ってると思うか?増して、株主らが月間売上、手取収入、粗利益などの知識を持っていると期待するだけ損だ。

だから、ここで再び強調したいのは、最近のこれらの買収劇は皆純粋なマネーゲームだ。だから、言われている”戦略的提携”や”未来志向”などの美辞麗句を無視してもよい。なぜなら、これらは生々しいマネーゲームの中では、戦闘力5のザコに過ぎないから。

ソース:http://tech.qq.com/a/20130722/002082.htm

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