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地下鉄駅に集まる”納涼族”


2013年7月30日、文新伝媒網

4815史上最も暑い7月に、多くの市民はエアコンが効いている地下鉄駅に涼しさを求めて集まる。

昨日、記者は幾つかの地下鉄駅を取材したところ、勤務時間帯にも関わらず、駅で涼む人は少なくなかった。利用客の多い駅よりも、”納涼族”は住宅地付近にある駅に多く出没するようで、あるあまり広くない駅に50人ぐらい集まっていた。

地下鉄運営会社は、地下鉄の運行を妨げなければ、”納涼族”を黙認すると表明している。

人民広場駅:涼を求める”物売り”が集う

午後3時、記者は人民広場駅に着いた。ここにも”納涼族”がいたが、人数はまばらで、10数個ある出口にそれぞれ3〜5人程度だった。旅行バックを枕にして爆睡してる人もいれば、通路の脇に腰を下ろして休憩する人もいた。

香港名店街に通じる通路にいた二人の”納涼族”は記者の取材に答えた。彼らは近くにあるレストランのシェフで、非番の時はサウナのような社員寮に帰りたくないので、次の出勤時間である4時半までここで待機しているという。

しかし、人民広場駅の中にエアコンを求めて集まる”物売り”は少なくなかった。15番出口のエスカレーターの横にある狭いスペースに花を売り老婦人が3人、携帯電話の保護シール貼りが2人、物乞いをするホームレスが1人いた。

成山路駅:マナーは守る

午後4時、記者は地下鉄8号線の成山路駅を訪れた。近くに幾つかの団地があるため、ここは”納涼族”が最も多い駅のひとつである。3つある出口のうち、3番出口の”納涼族”が一番多い。20数人が壁に沿って一列に並んで座っている。ほかの2つの出口でも、それぞれ10数人が休憩しており、中には車椅子に乗る老人もいた。駅の中は合計50人ほどの”納涼族”がいた。

柱に寄りかかって座る李さんは今年58歳になる。彼女は近くの上南九村に住んでおり、駅に来たのは暑さを凌ぐためで、加えて隣近所の家が改装中で、騒音で落ち着かないからだという。”改装工事は毎日朝10時から夜7時まで続き、この時間帯は駅にいるしかない”。李さんの所持品は新聞と飲料水、ポケットに昼と夜の食事代が入っている。座っているのが飽きる時、気晴らしに近くの市場を回ることもある。

”これは不正利用ではないのよ。どうせ駅のエアコンはいつも付いているから、私たちは家のエアコンを使わないでここに来ることは、節電にもなるからね”。李さんは更に付け加える。”ありがたいことに地下鉄が私たちを追い払わないが、私たちも自覚を持ってマナーを守り、ゴミを捨てない、大声でしゃべらないなど、気を付けてる。”

バスにも”納涼族”

地下鉄のほか、高齢者優遇カードを持っている市民の中に、バスを”避暑地”に選んだ人もいるようだ。バス会社社員によると、537番など運行ルートが比較的長いバスには、毎日4、5人の老人グループを見ることができる。いつも午後2時ごろに乗車し、終点まで乗って、また同じルートで戻る。1往復はだいたい3時間程度で、家に戻ると丁度晩御飯の支度をする時間だ。

”納涼族”をどう対処するか?地下鉄運営会社は、特に禁止する規定がないので、地下鉄の正常運行を妨げない限り、これらの行為に対して黙認するという。ただ、利用客が多い場所や、”納涼族”が地下鉄の景観を損なうような行動に出た場合、スタッフは止めに入ることがある。

バス会社のスタッフも、ピーク時でない時間帯に高齢者優遇カードの所持者は無料で乗車できる規定となっているので、その範囲内での利用を拒否することはないとのこと。ただ、”納涼族”にはできるだけ混雑時を避けて欲しいことと、乗車時にしっかり座り、安全に注意して欲しいと呼び掛けた。

関連業界の専門家たちは、一部の家庭に冷房施設がない現状と、公共の納涼スポットも足りない状況の中で、安全運用が確保される範囲内で、地下鉄や図書館などの公共施設を市民に開放すべきだと主張する。

ただ、長期的な視点で見れば、地下鉄はやはり公共交通機関であるため、”納涼族”を排除し、文明的でない行為による”みっともなさ”をなくすべきである。そのためには、市民が快適な夏を過ごせるように、無料の納涼スポットを充実させ、もっと使いやすいように納涼施設の設計を工夫することが求められる。

ソース:http://sh.qq.com/a/20130730/003000.htm

チャイナなう編集室