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職場で個性を発揮する”90後”


2013年7月21日、海外網

4839”90後”(90年代生まれ)、ずっと世間の注目の的になってきたこの世代は、いまは徐々に学校を卒業し、社会に飛び込んで来た。”おじいさん”たちの好き嫌いに関わらず、新世代は職場とライフスタイルに大きなインパクトを与え始めている。ただ、多くの人たちは、この若々しい世代を画一的な評価でひとくくりにするのは到底無理であると気付き始めている。

史上最悪の就職環境に直面しても、一部の”90後”は思ったより落ち着いている。彼らは仕事が楽であるかを重視し、自分の感性を大事にする。だから、”まだ就職してないのに、もう転職のことを考えている”、”仕事があるのに就職しない”などの現象が頻繁に見られる。若さが財産であると考える彼らは、本当に時間もお金も有り余っているのだろうか?

道路設計よりもキャリア設計のほうが勇気いる

徐賽英はレッテルを貼られるのを嫌う。恐らく彼女にも自分なりの財産を持っているだろう。

中卒という学歴にも関わらず、全国専門学校技能大会で金賞を取ったことがあるため、徐賽英は有名大学の学部卒業生や修士たちを押し退けて、上海市政設計院のデザイナーになった。

しかし、人材が集まる設計院では、彼女は自分をアピールする機会はあまりなかった。ある時、設計院が参加した大きな道路建設プロジェクトに、徐賽英は自ら進んで参加し、見事に与えられた仕事をやり遂げたことから、上司の目に留まった。

”道路を設計するのと比べると、自分のキャリア設計のほうが、ずっと勇気がいる”。徐賽英は自分の周りにいる同年齢の若者たちも”給料より理想を大事”にすると感じている。ただ、その中の一部の人たちはまだ理想を探し求めている段階で、そのため他人には”すぐ仕事を変える”とか、”責任感がない”と言った印象を与えてしまう。

上海にある会社の顧客担当経理史正陽によると、”80後”(80年代生まれ)と比べると、”90後”の新入社員は一般的に真面目であるという。”情報化社会で成長した彼らは、社会のことはある程度理解している。彼らは”何になりたいか”をしっかり持っている。仕事にも積極的に取り組み、給料に対する過剰な要求もない。確かに、会社に対する忠誠度は低い。もっといいチャンスがあれば、彼らは迷わず会社を辞める。”

度胸がある、”これ好き、私が決める”

上海のある出版会社の営業担当経理謝樺は、以前新入社員で入社した何人かの”90後”に切れそうになったことがあった。

”我々は本がもっと売れるように、本のカバーをどういデザインにするで悩んでいた。しかし、あの新人たちは全然興味を示さない。彼らは電子書籍でどうやってユーザー経験を高めるかに夢中になっている。いいアイデアだけど、ちょっと自分を買い被り過ぎだ”と謝樺が嘆く。

”これ好き、私が決める”、”私にはいいアイデアがある、それをあなたが受け入れるかどうかだ”。常に自分を判断基準にする”90後”のこの個性は、雇用する企業にとっていいことかどうかは、判断が難しいところだ。

”彼らはひとりひとり自分の考え方を持っている。バカにできないほどの情報収集能力も持っている。だいたい英語力はかなりレベル。これは全て我が社にとって必要な人材だ。”営業担当の史正陽はこうも認める。若くて流行に敏感なお客様に対して、”90後”は何か特別な能力を持っているかのように、素早く相手の要望を理解し、それに基づいていろいろな提案ができる。

社員が自分なりの考え方を持ち、発想豊かであることは、設計や新規開拓などの部門にとってはいいことに違いない。しかし、有能な社員を如何に会社に留まらせるかが仕事の人事部門にとって、これは悪夢だ。”会社を辞める時も事前相談は全くない。辞めると言ったらすぐ辞める。会社の中がぐちゃぐちゃになってしまう”。ある企業の人事担当は半ば諦めの心境で語った。

専門家:選択を尊重すべきだが、実務を身に付けるは大事

複数の人事関係業務に携わる専門家は、最近2年で採用した新入社員の多くは自分の感性を大事にすると口を揃える。仕事の環境や仕事の内容が自分の希望と合致するかどうかを大事にするが、昇進や給与待遇などは彼らの心の中で二の次のようだ。

黒竜江省社会科学院社会学研究所副所長の魯鋭によると、”90後”の卒業生たちは、周りを気にし、コロコロ気持ちが変わる原因は、就職満足度の低迷にあるという。マクロ経済が下降傾向に入るのに連れて、企業の待遇も下降線に入っている。求人数が劇的に減り、加えて求職する人たちが仕事環境や仕事内容に対する要求が高いため、仕事環境や仕事内容でちょっとした不満があると、すぐ転職を考えてしまう。

彼女は”90後”の新人たちの考え方を尊重すべきだと主張する。恵まれた環境で育ったこの世代は、ある程度自我の追求が満たされて来たからだ。しかし、キャリア形成の中で、実務経験をもっと重視しなければならない。頻繁に転職することは、キャリア形成における方向性が定まらなくなり、若者の将来にとって良くない影響を与えることになる。

ソース:http://roll.sohu.com/20130721/n382193856.shtml

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