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なぜそんなに急ぐ、中国人?


2013年8月31日、新華網

毎年新しい学期が始まる時期になると、慌ただしくなるのは学生とその親だけではなく、病院で出産を待つ母親候補たちも例外ではない。報道によると、毎年8月は帝王切開出産がピークになるという。医学的な必要性のほか、9月1日より前に子供を産もうとする親も少なくない。8月31日生まれならば、満6歳丁度で小学校に入学できる。これを逃すと、入学は1年遅れることになる。そのため、焦る母親候補たちは帝王切開を選ぶ。

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早く入学できることはそんなに大事なの?健康を犠牲にしてまで身体を傷つける必要ある?

まず、あるデータに注目しょう。今年の大学卒業生は699万人に上り、昨年より19万人増えた。大企業の求人条件は厳しく、学歴、年齢、職務経験などが問われる。就活に苦しむ若者たちはいい仕事が見付かるまで、何年かフラフラして親のスネをかじることも珍しくない。早く入学できれば早く卒業できる。若いうちの就活すれば、時間的余裕があるので、それをメリットと見ることもできる。

例え仕事が見付かっても、悩みは尽きない。いま、結婚適齢期をとうに過ぎた”売れ残り”の男性や女性はそんなに珍しくなくなった。特に女性の場合、親のプレッシャーも相当なもの。卒業が遅くなれば、社会に入るのも遅くなる。1歳違うと、選択肢がその分減る。それを気にする母親候補たちは、この1年の差を無視することができようか?だから歯を食いしばって、子供の幸せのためなら、帝王切開なんてどうってことない!

しかし、専門家によると、特殊な出産方法として、帝王切開が母子に与える影響は明らかだ。医師の指導がない状況で、こんなに大きなリスクを取るべきではない。でも、我々はそんな焦る母親候補たちを責めることはできない。

いまの社会は、彼女たちに限らず、毎日が慌ただしく動いている。バスに乗る時は先を争って席取りし、スーパーで買い物する時は特売品を奪い合い、病院に行く時も早く行かないといけないし、家も早く買わないといけないというプレッシャーがかかる・・中国人は一体なぜそんなに慌てているのだろう?普通に子供を産むのも待てないのか?

中国人が焦る理由に、社会における不公平な資源分配に対する焦燥心理が隠されている。90年代に流行した漫才の中で、ある人が値上げを心配して醤油を大量に買い込んだが、結局それが全部カビてしまったという笑い話がある。早ければ、その分多くもらえる。多くの人たちはそういう心理なのだろう。しかし、子供のことになると、焦ってもどうにもならないので、せめて出産だけでも早くしようとする。

場合によって、焦るのは”早くしないとダメだから”ではなく、ただ反射的にやってしまう時もある。よく見る光景として、ガラガラのバスがバス停に停まって、バスを待ってる人は数人しかいないのに、なぜか乗車口でもみ合いになってしまう。理由もなく先を争うのは、逆に正常な生活リズムを壊すことになる。もみ合って怪我でもしたらどうする?と考えたことがあるのだろうか。

穏やかな心理状態を保つことはもっと大事だ。何事も先頭に立とうとするのは理解できるが、あまり度を過ぎてはいけない。スピードだけではなく、質を追求することこそ人生の王道である。子供をちゃんとした人材に育てることは何よりも勝る。早く入学したものの、周りが自分より出生が早い同級生ばかりの学校で競争に勝てず、”ダメ人間”の烙印を押されるより、1年早く卒業できたことに何の価値があるのだろう?

幸い、我々は焦燥な気持ちを静めるすべを知っている。”ビル・ゲイツは39歳で世界一の億万長者になった。孫権は19歳で呉のトップになった。ベートーベンは4歳で作曲した。ひょうたん坊や(中国童話の登場人物)は生まれてすぐ妖怪を退治した。なぜ、焦らないでいられようか?”ネットで流れた投稿に対してこんな回答が書き込まれた。”黄忠(三国志の武将)は60歳で劉備に仕えた。姜子牙(周王朝建国時の宰相)は80歳で宰相になった。孫悟空は500歳で三蔵法師と一緒に天竺に行った。白素貞(中国神話の登場人物)は1000歳で山を下りて恋に落ちた。あなた、なぜそんなに焦るの?”

 

ソース:http://m.news.cn/entityitem/1907/20130831/5522467_-1_x_.shtml

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