“チャイナなう”編集室 当サイトへの広告掲載に関するご相談は編集室まで!

村の市場は人情溢れる場所


6旧暦12月、庄河北部の山間部で行われる年末大市は賑わいが増す一方だ。未明、空がかすかに明るみを帯びるころ、市場へつながる小道から荷物を積んだ車の“どっどっどっど”のエンジン音と、馬の鈴の“カランコロン”の音が聞こえて来る。これらの音の間に、時に”パッパ”とクラクションの音が鳴り響く。これらの音に惹かれて、途絶えることのない人の流れに加わり、雪で真っ白な山の麓にある市場に行くと、そこは既に準備万端の出店がびっしりと並んでいる。

洋服、布、雑貨、果物、野菜・・・などが地面にびっしり並んでいる。たまに臨時店舗もあって、縁起の良い対句、中国画、地鶏などを売っている。

農村の市場は農作の影響で、繁忙期は人が少なく、閑散期は人が多い。旧暦12月の春節前は特に人出が多く、この時期、出稼ぎの人たちも帰って来るからだ。買い物客の肩と肩がぶつかるほどの賑わいで、市場の品物もどんな時よりも揃っている。呼び込みもいつになく声に張りがあり、出店の前は人だかり。人々は我れ先とお金を店員の手に握らせ、店主は対応に追われながらも、心の中では笑いが止まらない。

“民は食を持って天とする(国民は食を最も重視する)”、村人が一番行く場所は野菜売り場。市場で売られる食材は2種類ある。ひとつは売り子が仕入れて売るもの。種類が多く、値段は安くないが、物は確かだ。もうひとつは農家が自分で作った野菜を売るもの。新鮮だし、値段も安い。村人たちは農家が作った野菜が大好き。野菜を買うだけでなく、野菜を売る農家との世間話も楽しみのひとつ。

布や洋服を売る店舗の中は娘や奥さんたちの天下だ。これを手に取って見てください、あれを試着していいですよ、と店員の押しは強い。男は外できつい仕事を一生懸命に頑張るのも、奥さんや子供にいい洋服を着せ、いい物を食べさせたいからだ。だから、奥さんたちもあまり値段を気にせず、気に入った洋服なら迷わずに買う。

村の市場の意義はただ売った買ったの商業目的にあるのではなく、そこは人情が飛び交う場所でもある。親戚とバッタリ会うと、その場で世間話に夢中になり、娘の結婚話やら、奥さんの悪口やらと話が尽きない。当然、若い女子にとって、男子との出会いの場でもある。村人は市場に行く時、通常女性数人がつるんで行く。疲れて帰る時、同じ方向の車に載せてもらう。車の中でもおしゃべりは尽きない。家に帰ると、慌ただしい春節料理の準備に入る。

村の春節大市が一番好き。市場に並ぶきらびやかな商品だけが理由ではなく、市場の光景から素朴で濃厚な生活の息遣いと穏やかで人情深いふるさとの暖かさを感じられるからだ。

 
1市場は人情が飛び交う場所

 

2商売繁盛で満面の笑み

 

3春節料理に地鶏は欠かせない

 

4食べながらの店番

 

5サンザシ飴は子供の大好物

 

7子豚を育てて新年の縁起物にする

 

8カゴは大きいほうがいっぱい入るからね

 
元記事:http://news.dlxww.com/news/content/2014-01/19/content_1245858.htm

チャイナなう編集室