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なぜネット企業がAV女優を呼ぶのか?


1最近、アメリカで上場した有名大手ネット企業の社員忘年会に日本人気AV女優滝澤ローラが来場したことが話題となった。会場のステージでは、社員がセクシーな衣装をまとった滝澤ローラと踊るワンシーンもあり、その時の写真や動画がネット上で流れて、大きな反響を呼んだ。

ほぼ同じ時期に、上海のあるゲーム会社も日本AV女優波多野結衣を会社忘年会の目玉として招待した。大勢の社員が一緒に記念写真撮ろうとステージに上がり、中にはハグハグしたひともいる。

盛り上げるために女優を招待するのは、ネット企業の間ではすでに目新しいことではなく、近年ネット企業の忘年会やイベントにAV女優を招待してショーを行うことはちょっとしたブームとなっている。特に有名なのは、2012年に蒼井そらが某有名なEC企業の忘年会に来場し、会場にいた会社の幹部やネット業界の関係者は彼女と記念写真を撮ったり、ハグしたりするために行列ができたほどだった。その写真も一夜にしてネット上で広まった。あれ以来、ネット企業=AV女優+節操のない演出、という公式が定着した。

当然、このような決め付けは公平性に欠ける。ただ、AV女優がネット企業での露出頻度は世界中の企業を見渡しても、ちょっと高いような気がする。アップルかアマゾンがAV女優を会社のイベントに呼んだって聞いたことある?

なぜネット企業は忘年会にAV女優を招待するのか?その背景はちょっと吟味する価値がある。そこにネット企業の文化と社会全体の審美眼など、多くの要素が含まれている。

ストレートに捉えるなら、ネット企業がAV女優を会社のイベントに招待できるということは、ネット企業はオープンで受容度が高い社風を表している。これと関連するのは、ネット企業の役員たちの“節操のない演出”である。例えば、馬雲(アリババCEO)はかつて忘年会で魔女に仮装したことがあり、雷軍(小米CEO)は商売繁盛の神様、劉強東(京東商城CEO)は許文強(映画の主人公)に仮装したこともある。社員が会社のために1年間頑張って来たのだから、年末は社長が”節操のない”格好で社員をねぎらったり、ご褒美として社員が好きなAV女優に来てもらったりすることは、幹部が社員とともに喜びを分かち合うという発想から来るもので、伝統企業も少しそれを習うべきかも知れない。

でも、幹部が社員とともに喜びを分かち合う方法はほかにもたくさんある。なぜ”無節操”にAV女優を招待するのか?その背後に3つの理由があるようだ。

その1、オタクが多い・優れた技術力を持っている・グローバル化した考え方を持っているなど、幾つかうまく説明できない要因が複雑に交錯した結果、なぜかITエンジニアの間でサブカルチャーのAVが流行っている。多くのプログラマーやゲーマーは日本AV女優の忠実なファンであり、会社がAV女優を招待するのは、まさに社員の好みを理解し、社員を激励するためにAV女優を使ったわけだ。

その2、ネット的な乗りに支配されたネット企業は、何をするにもメディア露出度、インパクトを重視する。多くのネット企業は忘年会をただの“社内イベント”とは考えておらず、より多くのひとに観てもらうため、惜しみなくお金を使ってAV女優を招待する。その結果、忘年会は確かにその日のニュースのトップを飾った。

その3、これが最も重要だが、ネット企業が”無節操”にAV女優を招待するのは、中国の世俗社会がこれらAVスターを”無節操”に愛しているからだ。AV女優蒼井そらの公式微博アカウントのフォロワー数は1465万人を突破し、中国の芸能人を遥かに凌駕している。彼女は中国青年網でネットユーザーから“蒼先生”と呼ばれ、ブログの書き込みは何千回も何万回も転送される。蒼井そらの人気を見て、ここ数年多くの同業者が海の向こうからお金を稼ぎにやって来る。

ネット企業がAV女優を招待するブーム、及び各種メディアが彼女らを盛んに報道する現状は、実際アダルト文化の代表として日本のAV文化が中国の話題のメインストリームに入り込んだことを表している。これを道徳の凋落と低俗文化の蔓延と否定するひとがいるが、別の見方では、これは低俗趣味ではなく、長く続いた抑圧や統制から解放されたい気持ちであり、伝統的権威に対する軽蔑であり、建前と本音に対する抵抗であると見るひともいる。しかし、本当はどっちなのか?それは専門家の研究結果を待たなければならない。

元記事:http://xinhaiguang2008.blog.sohu.com/300514811.html

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