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バイク帰省者の14時間の旅


1月23日早朝7時8分ごろ、バイクで帰省するひとたちは福建省晋江市にある大通りを出発し、彼らの長い帰省の旅路に着いた。この日、新華社記者は福建省晋江市で働く江西省出身の出稼ぎ労働者たちの帰省の旅に同行取材した。

1月23日6時(晋江市)

1晋江市の大通り沿いにあるガソリンスタンドに、百台近くのバイクが集まっていた。彼らはスタンドでガソリンを満タンにし、車体の点検に余念がない。ここは晋江市と石獅市で働く江西省出身出稼ぎ労働者が帰省する時に必ず通過する場所。交通警察はここで帰省する車両に安全運転のガイドブックを配りながら、車体やナンバープレートの状況をチェックしている。ガソリンスタンドも帰省者のために無料でガソリンと食べ物を提供している。

 

7時〜11時(晋江市から漳州まで)

帰省者のバイク隊は西に向かって国道324号線を走り、廈門から国道319号線に入って漳州に向かう。この区間は約170キロあり、片道2車線の道路で、ところどころに緑化された中央分離帯があり、全体的に起伏の少ない道。バイク帰省隊は出身地ごとにチームを編成し、快調にバイクを飛ばす。

1.5南靖县あたりで、1台のバイクから荷崩れが起きた。後続のバイクに落ちた荷物が当たり、後続バイクの運転手は膝に怪我を負った。同じチームの同郷たちはバイクを止め、傷の手当や荷積みの手伝いなどで集まる。

 

12時ごろ(国道310号線、龍岩适中鎮)

晋江から出発して5時間、走行距離にして240キロ、バイクは国道319号線の龍岩适中鎮に到着し、ここでランチを取る。ガソリンスタンドで給油し、ガソリンスタンドが無料で提供する熱々の食事を食べたあと、帰省者たちは携帯をいじったり、タバコを吸ったり、背伸びをしたり、同郷とおしゃべりをしたりして、思い思いの休憩時間を過ごす。

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(休憩するバイク帰省者の装備)

なぜバイクで帰省するのか?との質問に対して、江西省瑞金市出身の鐘運生は“毎年バイクで帰省している。実家が山間部にあるので、交通機関を使うと夜通しになってしまうし、荷物なども不便で、車酔いするから”と答えた。一方、彼の同郷の李海陀は”バイクだと晋江から瑞金まで同郷と一緒に帰れるから。今年は家を建てるので、節約のためにもバイクで帰る”と答えた。

 

13時から18時(国道319号線、龍岩适中鎮から福建省と江西省の境界にある長汀県まで)

短い休憩を取ったあと、帰省者たちは再び走り出した。彼らの目標は日没前に江西省に入ることだ。この区間の道は複雑で、カーブが多く、急な上り坂と下り坂が続く。大型車が通過したあとの轍で、路面はでこぼこしている。

200キロあまり走ったところで、2台の荷物を満載したトラックが横転し、国道の大半を塞がっている事故を目撃した。

江西省瑞金出身の帰省者劉水源は晋江市でもバイクを乗っていたので、この山林区間でも彼はキビキビに走る。“午後4、5時が一番きつい時間帯。頭がぼうとして来るし、顔も風でこわばり、全身がズキズキ痛い。早く帰りたいから必死で飛ばすしかない”と劉水源が言う。

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18時から20時(国道319号線、福建省と江西省の境界から瑞金九堡鎮まで)

ライトとクラクションの力を借りてバイクが慎重に走る。真っ暗な山道に”鳴く”光の帯ができた。省境界線の江西省側で、はぐれた同郷に電話し、江西省を示す道路標識の下で合流すると伝えた。

4記者は39歳瑞金九堡鎮出身の劉水源と一緒に彼の実家を訪ねた。劉さんの実家まであと18キロのところから、広い公道がいきなり狭くなり、舗装道路が曲がりくねる山道に変わった。劉水源のバイクは山道でもキビキビに走り、まさにこれは帰省のリズムだ。

5約14時間540キロの道のりを走破し、ピークに達した劉水源の疲れは、3歳になる息子劉清華のキスで一気に消え去った。家にはそういう不思議な力がある。

 

元記事:http://news.xinhuanet.com/photo/2014-01/24/c_126058105.htm

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