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孤独老人の苦悩


01160平米の広いマンションに住みながら、72歳の老人叶福楚さんはいつも孤独を感じる。一昨日、彼は住宅団地で突然ひとりの若者を呼び止めた。部屋を無料で貸したいので、入居希望者を探してくれと頼んだ。若者は老人の部屋を下見して、不思議そうに老人になぜ無料なのか?と尋ねた。老人いわく、話相手が欲しいからと。

記者が住宅団地で無料で部屋を貸し出す老人を見付けた時、老人は丁度ラジオを手に持って、ひとりで散歩に行くところだった。老人は足が不自由で、散歩の時は杖をついてゆっくり歩かなければならない。自分を探しているひとがいると聞くと、老人の顔は一瞬で明るくなり、玄関のドアを開けながら、“まあまあ、とりあえずお入りください。キャンディーとひまわりのタネがあるけど、どっちがいい?”と老人のおしゃべりは止まらなかった。

老人は孝感生まれで、1983年に武漢に移住し、農村地帯で野菜を栽培し、それを売って生計を立てている。叶じいさんの奥さんは10年前に他界し、4人の子供は皆武漢の会社に勤めている。

“昔から身体は丈夫だったんだ。去年娘が家の内装工事をする時、私はひとりで1袋の砂利を2階まで運んでたよ”。”去年は胆のうの手術をして、2ヶ月ほど入院したら、足腰がすっかり弱くなった”。“子供らは皆仕事が忙しいので、週末だけ遊びに来る。春節休みも子供たちは入れ替わりで遊びに来たが、(旧暦)1月5日までにみんな帰ってしまった。”

昨年末、老人はこのマンションに引っ越して来た。部屋の内装もちゃんとしてあって、リビングにはテレビ、テーブル、ソファーがあり、子供用の三輪車も2台あった。しかし、部屋全体は何となく殺伐とした雰囲気は否めない。叶じいさんによると、彼は毎日の生活はとても単調で、“私はトランプはしないので、やることと言えば家事だけ。ご飯も自分だけが食べるので、昨日の残り物を暖めるだけ”。

叶じいさんは晴れの日が好きだ。“天気がいいと、出掛けて野菜の世話をしたり、団地の中で散歩したりできるけど、雨の日だと1日家にいるしかない”。団地には若者が多く住んでおり、叶じいさんが散歩をしても話相手は見付からない。“話す相手がいないと、何となく不安になる。だから、どこに行ってもラジオを持ち、京劇や歌謡曲などを聴いている”。

“子供たちには彼らの生活があるので、あまり邪魔したくない”。叶じいさんは養老院に行くことも考えたという。“でも、いまは子供からもらう生活費で暮らしているので、養老院に行くと、子供の負担が増えるので、やっぱり止そう”。

ここ数日、叶じいさんは自分の部屋を無料で貸し出すことを思い付いた。“ひとつは、家にひとがいると話相手ができるので、賑やかになる。もうひとつは、もし私が倒れたり、転んだりしても、誰に発見してもらえるから”。

老人のアイデアに対して、子供たちも賛成した。ただ、光熱費を払ってもらう必要があるのと、できれば知人であれば尚安心だと希望を述べた。新しい住人について、叶じいさんはできれば年齢が高いひとを希望している。“若い人だと話が合わないから”。また、できれば借家人は長く住んでくれる人がよく、“何日か住んでまた出て行くとなると、私も落ち着かないから”。

 

元記事:http://m.news.cn/entityitem/1907/20140209/7217946_1_x_.shtml

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