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月8000元の高給保母


1春節のあと、保母を探す人々が一気に増えた。昨日、成都商報(ブログ)の記者が成都市家政婦サービス協会と家政婦派遣会社を取材したところ、過去と比較して今年の保母市場に大きな変化はなく、しばらく保母を見付けることはそう難しくないことが分かった。給与の面では、月3000元(5万円)前後の家政婦と月5、6000元(10万円)助産師が主流で、中にわずかではあるが、経験豊富で専門技能を持つ保母は月8000元(13万円)をもらう人もいる。

月8000元の高給保母は一体どんな仕事をしているのか?彼女らはなぜこんなに高い給料をもえらるのか?昨日、成都商報の記者がふたりの高給保母を取材し、その謎を解き明かす。

 

登場人物紹介

保母 馮(ひょう)さん:50歳、平均月給:8000元以上
雇い主の家は双流地区にあり、床面積500平米もある豪華別荘。彼女の仕事は、4人のボディーガードの朝食を用意すること、雇い主の家族3人の起床時間に合わせて朝食を出すこと、500平米もある別荘を掃除すること、ランチとディナーを用意すること、洗濯、部屋の片付けなどで、毎日の労働時間は14時間を超える。

助産師 李さん:46歳、固定月給=7000元あまり
いまの雇い主は上海で事業を行う東北地方出身の家族。彼女の主な仕事は、生まれたばかりの乳児の世話と、出産母の世話と食事の用意。

 

勤勉型:馮さんのケース

“毎月の固定給は7000元、プラス雇い主が代わりに払ってくれる900元の養老保険、春節にお年玉をくれるので、今年は3000元もらった”。

昨年8月、50近いの馮さんは10年以上の保母経験の中で初めて月給8000元を超える仕事をもらった。

“給料は確かに高いし、雇い主も私に良くしてくれるが、毎日の仕事はとても大変”。馮さんの1日の平均労働時間は14時間を超えるという。

馮さんによると、雇い主の家族3人は双流地区の高級別荘地にある別荘に住んでおり、地下室に映画鑑賞ルームとビリヤード室があり、庭にはガーデンとプールがある。雇い主の家には、ふたりの執事、5人の専属ドライバー、4人のボディーガードがいる。彼女の毎日の仕事は広い家の清掃、家にいる人々の食事の世話、雇い主のために洗濯と部屋の片付けなど。

“私は別荘に住んでないが、それと別に80平米の内装付きの家に住んでます。この家も雇い主が与えてくれたもので、とてもきれいだし、テレビやソファーなども完備され、洗濯機も乾燥機付きの最新型。専属ドライバーとボディーガードにも専用の家があり、馮さんの家は別荘からちょっと離れたところにあるが、そのため雇い主が彼女に車を買い与え、車だと別荘まで20分ほどになる。

家のほか、馮さんと雇い主との食事も別々になっている。“一緒に食べてもいいですが、彼らが好む料理は野菜中心で、味もあっさりし過ぎている。私はボディーガードたちと一緒に食べる。私たちは肉料理が好きだからね”。

しかし、馮さんの仕事はとても大変。“私は毎日朝6時半に起床し、夜9時以降に帰宅する”、そう言う馮さんは、保母の仕事を始めて既に10年あまりが過ぎ、最初の月給は1000元程度で、その後3000元、4000元と上がって行った。でも、ここまで高い月給は初めてだという。

“雇い主がこんなに良くしくれるので、私もそれに報いるように頑張らなければ。奥様はよく私に休むように言ってくれるが、それでも気付いたところがあれば、すぐやるようにしてる。たぶん家の人たちも私を気に入ってくれたのは、私の仕事がテキパキしていて、卒がないところだと思う。”

馮さんの1日は大体こんな感じ・・6時半に起床、7時15分別荘に到着し、ボディーガードたちに朝食を作る。その後、雇い主家族3人の起床時間に合わせて朝食を出す。旦那様のメニューはいつも、ゆで卵、おかゆ、豆乳で、奥様は、ゆで卵、燕の巣スープ、黒トウモロコシ、フルーツジュースなど。息子には餃子やラーメンを作る。朝食の準備と同時に、地下室と1階の部屋とリビングルームの掃除と食器洗いをこなす。午前中に、雇い主とほかの人たちのランチの用意もする。

午後、馮さんは2階の寝室とトイレの掃除と片付けを行い、昨日干した洗濯物を取り込み、畳んで収納する。雇い主が着替えた洋服を洗濯し、晩御飯の準備に取りかかる。食事後の片付けを行い、部屋の掃除と帰宅の準備をする。“もともと庭も私の担当だったんだけど、奥様は全部私がやるのは大変だからと言って、庭の清掃はボディーガードの仕事になった”。

 

高度専門技術型:李さんのケース

“いまは上海で事業をやっている東北出身の家庭で助産師をやってる。月給は7000元(11万円)あまりかな。”

今年46歳になる李さんの家政婦歴は10年あまりになる。しかし、助産師になったのはそんな昔ではない。“2012年11月に上海に来てから助産師を始めた。助産師は経験と専門技術が必要なので、普通の人は勤まらない”。

上海に行く前、彼女は地元の病院でしばらく看護助手をしたことがあって、そこで看護技術を覚えた。その後、四川の家政婦派遣会社の研修を受けて資格証書を手に入れると、彼女は上海に行き助産師の仕事を始めた。

“基本的に1件の仕事はだいたい1ヶ月ぐらいで、毎月仕事場が変わるし、春節も帰省しなかった。給料はだいたい月7000元ぐらいで、以前行った双子の家だと、月12000元(20万円)もらった。”

彼女が行く家庭とは、1ヶ月契約が一般的だという。入院4日間と在宅療養26日間。週休は1日。“助産師の給料の違いは専門技術があるかどうか。特殊な専門技術であればあるほど、給料は高くなる”。

彼女の毎日の仕事は主に、生まれたばかりの赤ちゃんの面倒を見ることと、出産母の面倒と食事の用意である。“助産師の仕事にはコツがいるのよ。ネットで調べても分かることだが、実際に経験がなければ、調べたところで実践できない。

特に入院中の4日間は乳児と出産母にとってとても大事な時期。例えば、出産前に妊婦をトイレに行かせるとか、赤ちゃんが生まれたあと、いつ頃から授乳を始めたらいいかとか、授乳の間隔や1度に与える母乳の量とか、授乳時に乳児が母乳で窒息しないための注意とか、乳児の顔色が紫になった場合どうすればいいとか、母乳が足りない場合は何をあげればいいかとか、母乳が多過ぎる場合はどうすればいいかとか、みんな専門知識と実務経験を必要なのよ”。

助産師を始めるころ、彼女にとって一番の難関は専門技術ではなく、雇い主とのコミュニケーションだという。“コミュニケーションがうまく行けば、多くの問題は簡単に解決できるが、うまく行かないと、問題も起きやすい”。

 

高給保母に専門技術が求められる

取材を通して、馮さんや李さんのような月給8000元を超える高給保母はまだ少数派だが、社会がそのようなサービスに対するニーズは高まっていることが分かった。では、高給保母にはどういう共通点があるのだろうか?

ある家政婦派遣会社の総経理代理趙さんによると、高給保母にはふたつの傾向があるという。ひとつは伝統的な保母が持たない専門技術を持つ専門保母、これは助産師の例が最も端的に表している。もうひとつのケースは、特に専門技術を持たないが、仕事振りで顧客満足度を高め、口コミが高く評価されて高給に繋がる場合。馮さんの例はそれである。

成都泓福泰家政婦サービス公司の副総経理王鳳明も派遣会社の観点から見て、高給保母には専門技術が必要で、多くの顧客が高給の条件として専門技術を求める傾向にあるという。

“近年の傾向を見ると、勤務態度と語学能力が大きなポイントとなっている。例えば、標準語の発音がきれいで、英会話能力があるなど。スキル面では、パソコンができるとか、車の運転ができるとか。専門技術として料理ができるとか、スタイリストができるとか。教育水準は高卒以上が求められる”。

 

元記事:http://news.qq.com/a/20140210/008451.htm

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