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規制下の最新賄賂事情


1“近年、中央政府が打ち出した汚職撲滅政策に多くの幹部たちは戦々恐々した。その結果、収賄は確かに減り、贈賄する側も自粛するようになった。しかし、収賄行為が根絶した訳ではなく、一部で隠れた形で行われ、外部の目に付きにくくなった”。杭州市内のカフェで、ある建築業界の経営者劉社長はタバコの火を消しながら言った。“タバコと同じように、一度やり始めるとやめられない。やめるまでに時間がかかる。”

40歳になる劉社長は、彼が実際目撃した賄賂の最新事情を幾つか紹介してくれた。

ーー食事:農家の別荘で上級シェフが料理を作る

例えば食事、いま幹部たちは会員制クラブや高級ホテルには行けなくなったので、接待する側もいろいろと工夫を凝らす。知り合いの経営者は地方農家の別荘を借りて、中に5つ星のシェフを揃えて料理を作らせている。こうすれば、接待も普通の友人宅訪問のようにしか見えない。

しかも、別荘だから周り人通りが少なく、カーテンを閉めれば、中で何が行われているかは、知る由もない。接待を受ける幹部の居場所がバレないように、幹部の車を別荘から遠く離れたところに止めさせ、そこから自家用車で別荘まで送迎する。

ーー娯楽:豪華銭湯に月10数万元

御飯食べたあとは、何か娯楽がないといけない。いまはバーやクラブ、足マッサージのような場所に行く人は少なくなった。いま流行っているのは豪華銭湯。個室になっており、費用はひとり1回2000元(3万2000円)前後。2、3人一緒に入浴できる広さで、個室の内装は5つ星ホテルよりも豪華だ。

銭湯接待と言っても、会員カードや入場券を相手にあげるのではなく、接待側が店に1枚数万元の会員カードを作り、カードを店に預け、客人は名前か電話番号を言えば入れる仕組みになっている。

銭湯に行くことは健康維持や休暇の過ごし方として普通の行為なので、それを汚職と結び付ける人は少なく、比較的に喜ばれる。しかし、接待で銭湯を使うのは、食事接待よりもお金がかかる。何人かを接待すると、月に10数万元(160万円)が簡単に飛んでしまう。

また、このような旨い話を嗅ぎ付け、多くの人たちはこの業界に参入しようとしている。

ーー贈り物:重要人物と退職高官は従来通りに贈る

贈り物で言うと、商品券や酒・タバコなどは禁止されているので贈れない。しかし、洋服をあげるのは、目に止まりにくい。

いまはデパートで1着1万元(16万円)以上の有名ブランドの洋服を買って送るケースが増えている。気に入らなければ店に行って交換することができるし、それでも気に入らなければ返品することもできる。そういうことは、すべて事前に店と言い合わせている。このように、普通の人は思いも付かないような方法が横行している。

劉社長によると、いまは関係部門の担当者に贈り物するのはなくなりつつあるが、重要人物には依然贈り物を送る。特に定年退職した高官は贈り物を送る対象となっている。“退職したけど、ネットワークを持っているので影響力は変わらない。また、彼らは退職したこともあって、贈り物を受け取る心理的負担が小さい”。

”実際、我々もこのようなやり方に反感を持っている。1年の接待費用だけで100万元(1600万円)を超えるので、負担は大きい。しかし、これ以外にいい方法はないからねえ”。劉社長は政府が腐敗撲滅政策を強化し、社会制度の健全化で、“人治”ではなく本当の“法治”になればいいと大きな期待を寄せる。

 

元記事:http://shzw.eastday.com/shzw/G/20140213/u1ai123822.html

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