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ひと目で分かる中国の市場競争 パート1


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電子メール:SNSに浸食されつつある

電子メールの市場シェアは今年あまり大きな変化はない。Gmail、QQメール、網易傘下の“163”と“126”が相変わらず多くのユーザーに支持されている。しかし、SNSの勃興により、電子メールの前途は必ずしも明るくない。いま、メールアドレスはほかのネットサービスに登録するために使われることが多く、おのずとメールアドレスが会社や店舗からのお知らせメールを受信するチャンネルとなっている。

 

検索サービス:新参者はまだ努力が必要

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高い技術力を必要とする検索サービス業界では、百度(Baidu)のようにGoogleと肩を並べ、シリコンバレーで検索エンジンの研究開発施設を建てるような検索会社は、まだ百度以外に中国で現れていない。iPhoneと多くのAndroid携帯端末で検索エンジンとして標準搭載されたことが、百度に携帯電話市場への進出を後押しした。

360捜索は昨年大規模な宣伝攻勢で大量のユーザーを獲得したが、騰訊(Tencent)が捜狗(Sogou)を買収したことで、検索サービス市場に大きな変化をもたらすかも知れない。しかし、検索サービス市場の勢力図を塗り替えるまでには、両社は技術の蓄積とブランド認知度の向上にさらに努力しなければならない。

 

動画配信:激変の1年

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動画配信サイトの昨年は激動の1年だった。業界3位だった土豆網(Todou)と5位のPPSネットテレビがそれぞれ優酷(Youku)と百度(Baidu)に買収された。しかし、優酷(Youku)の1位は揺るがず、自主制作したバラエティ番組がヒットし、それがいまや優酷の看板番組となっている。

競争他社は一生懸命追い付こうとしている。捜狐視頻(SOHU)はアメリカ人気ドラマと歌オーディション番組の独占放送でサラリーマンやOLの人気を集め、売上もうなぎ上り。

一般的に、ユーザーが最も気にするのは、どこが一番早く、一番便利な方法で、一番いいコンテンツを提供し、できればコマーシャルは少なめに・・ということに尽きる。

 

SNS:微信の台頭

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新浪微博は依然1位だが、市場シェアは昨年の8割から半分まで下がり、急成長の微信に首位の座を奪われそうな勢いである。

後者(微信)はすでに完成された携帯向けSNSのプラットフォームを構築しており、多くのユーザーはこのよりプライベートな空間に移行しつつある。

淘宝との提携後、新浪微博はEC(電子商取引)に力を入れ始めているが、最近のVIPユーザーへの打撃(※)が微博の新たな悩みのタネとなった。

一方、微信の成功もやはり親会社騰訊(Tencent)のお陰である。騰訊は中国で初めて企業価値が1000億ドルを超えるネット企業となった。この2社がほぼ市場を独占し、ほかのSNSサイトはユーザー数を減らし続けている。

※中国政府はネット言論への監視を強め、多くの影響力の強いVIPユーザーがデマを流したことで政府に拘束される事件が多発した。

 

総合家電ネットショップ:易訊が躍進、当当は低迷

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アマゾンは中国で第3位だが、企業の好感度は他社より高い。一方、蘇寧易購はその市場シェアに比べて好感度はあまり高くない。易訊は最も成長著しい会社で、騰訊(Tencent)に買収されたあと、元々上海周辺だけで店舗展開していた当社は、ネットワークを全国に広げた。

それに比べて、低迷が目立つのは当当で、競争相手の京東に相当シェアを奪われ、社長の李国慶も市場シェアを獲得するための投資をあきらめた。当社はまだ市場シェア5位であるが、当当を選ぶ利用者数は昨年より半分近く減少している。

 

オンラインニュース:それぞれの特徴を活かして

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新浪が依然首位をキープ。しかし、これは新浪微博に依存するところが大きく、前年から最も選ばれるニュースサイトとなった。

網易は騰訊を追い抜き2位に躍り出た。ユーザー獲得のため、当社と捜狐(SOKU)の両社はニュースアプリに相当な投資を行ったのが躍進の一因となっている。前者は個性的な内容と購読者による論評などの特徴を引き続き強化し、後者は海外メディアに開放し、多彩なメディア構成でリードしている。

しかし、騰訊もニュースアプリを微信と連携強化することで、微信ユーザーをニュースサイトに誘導している。

将来的には、より多くのオリジナルコンテンツを提供することが各社の重要課題となることは言うまでもない。

 

音楽アプリ:特に変化なし

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中国消費者が音楽を聞く時、多くの人たちは以下の要素を考慮して行動するようだ。①無料かどうか、②曲が揃ってるかどうか、③便利かどうか。これまでの調査結果でも、この傾向を裏付けている。

ランキング上位のQQ音楽も、百度(Baidu)音楽も、皆この3つの条件を満たしている。

中国消費者は洋楽をあまり聴かないし、ジャズやヒップホップなどの新ジャンルの音楽にもあまり興味を示さない。これは豆瓣FMが不振だったことも、それを証明している。

 

携帯用ブラウザ:UCが成長を続ける

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トップ3は依然安泰だ。9年目に入ったUCブラウザはトップ3の中で唯一サードパーティーのブラウザ。当該ブラウザが携帯電話普及初期に獲得した学生ユーザーたちは成長し、彼らがサラリーマンやOLになってもユーザーに留まっている。

また、このブラウザはグローバル戦略にも力を入れており、インドで携帯電話用ブラウザのトップシェアを獲得したことは、当社にとって悪くないスタートだと言える。

iOSの標準ブラウザSafariも比較的高いシェアを獲得している。金色のiPhoneがバカ売れしたと同時に、iPhone5C/5Sの週間販売台数が900万台を突破したという記録も、Safariのシェア拡大を後押しした。

 

携帯電話キャリア:決戦のステージは4Gへ

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中国移動が若干市場シェアを奪い返した。まだiPhoneの品揃えが不十分の中、サムソン、小米と華為が同時に中国移動向けの新端末を発表したことで、当社の端末の選択肢が少なかった問題が大いに改善された。

いま、3大キャリアともに通信ネットワークを4Gに移行している最中である。4Gに変わって最も優位に立つのは中国移動である。

当社が採用した通信技術TD-LTEは世界共通の仕様であり、かつて3Gのような独自技術ではなくなる。これまで独自の3G通信技術に対応する端末が少なかったため、ずっと2Gに留まっていたユーザーがこれを機に一気に4Gに移行すると思われる。

 

元記事:http://www.investide.cn/news/newsDetail.do?investNewsId=90649

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