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ひと目で分かる中国の市場競争 パート3


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宝石・貴金属:“自分へのご褒美”が購買理由

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貴金属装飾品で有名な周大福の躍進が目を引く。毎年200店舗ずつ拡大する急成長と電気製品メーカーとの提携は、多くの法人顧客を周大福に惹き付けた。TiffanyとCartierの高級宝飾ブランド2社もそれぞれ売上を伸ばしている。

かつて、これらの宝飾品は結婚やお祝いに多く消費されていたが、いまは多くの若い消費者が“自分へのご褒美”として購入している。若い消費者に対して強いブランド力を持つTiffanyとCartierは、まさに彼らのニーズに合っていた。

 

腕時計:中流階級が高級時計を買う

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上表(入門時計):TOSSIO、カシオ、スウォッチ、シチズン、ORIS、MIDO、ハミルトン、FIYTA

中表(高級時計):オメガ、カルティエ、ロンジン、ロレックス、モンブラン、IWC、シャネル、タグホイヤー、RADO、TUDOR

下表(超高級時計):パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、ジャガー・ルクルト、ブレゲ、ピアジェ、グラスヒュッテ、ヴァンクリーフ&アーペル、ブランパン、ショパール、ランゲ&ゾーネ

時計業界はこの1年は大きな打撃を受けた。中国政府が発動した腐敗防止キャンペーンに加えて、中国経済成長の減速が、有名腕時計メーカーの売上増加幅下落または売上減の原因となった。

しかし、それでもパテック・フィリップの腕時計が人々の憧れであることに変わりはない。中流階級の嗜好が徐々にレベルアップしており、今年の調査では、TISSOTが代表するブランド時計は腕時計の入門編としての地位を確立し、デジタル時計と一線を画す存在となった。

スウォッチ・グループの中で比較的上級ブランドのオメガとロンジンも最も欲しい高級腕時計のブランドとしてあげられている。

 

ジーンズ:Levi’sが市場に浸透

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ジーンズは今年から新たに加えられた項目。カジュアルファッションの代表として、ジーンズ市場の動向は注目に値する。

Levi’sは中国のジーンズ市場では筆頭格であることは言うまでもない。当社は最も早く中国市場に進出したジーンズメーカーであり、いち早く中国人の体型に合わせてジーンズを設計した会社でもある。当社は3年前より、中国市場向けの新商品を発表している。

ジーンズ専門ブランド以外にも、GUESSのような総合カジュアルウェアのブランドがジーンズ市場で一定の存在感を示している。

 

スポーツ用品:明るいきざし無し

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李寧(※)は少し前進した。当社は昨年、事業改革に着手し、消費者のニーズを良く理解し、素早くニーズに応える努力が実を結びつつある。しかし、この業界は依然“前年の過剰な事業拡大で、いまは過剰在庫に苦しんでいる”のが現状。

2013年上半期、中国動向(KAPPA代理店)、361度、安踏(ANTA)、匹克(PEAK)、特歩(XTEP)、李寧の6ブランドの在庫は前年末比わずか8.02%減っただけで、上半期に6社が閉店した店舗は合計2249店舗に達し、平均1日に12店舗が閉店される計算となる。

加えて、景気に好転のきざしがない中、スポーツ用品業界もまだ明るいきざしは見えない。

※注:かつて中国代表の体操選手。引退後、自分の名前をブランド名にしたスポーツ用品事業を展開し、大成功した。

 

ファスト・ファッション:ユニクロは盤石

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ユニクロ(優衣庫)は昨年にZARAを追い抜いてから、今年はその地位をさらに盤石なものにした。昨年ユニクロは中国での出店を加速させ、店舗数は約倍増の200店舗を超えて、大手ファストファッションブランドの中で、最も店舗数の多いブランドとなった。同時に、素材の特徴を強調するため、商品を新たに12シリーズに分け、さらにLife Wearという概念を提唱した。

最も遅く中国進出したGAPは少しずつ市場拡大を摸索しており、ランキングも少しずつ上がっている。

 

高級ファッション・革製品:自己顕示の消費は衰退

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殆どの奢侈品ブランドが最近このことを話題にしている。それは、中国人消費者が自己顕示のために奢侈品を購入するケースが減り始め、代わりにブランドイメージ重視や個性を表現する消費が増えている。

今年の調査では、エルメス、シャネルなどの落ち着いた高級ブランドが、GUCCIの人気を超え、ルイビトンと肩を並べるまでになった。ロゴだらけの高級ブランドは危機感を募り、今年のルイビトンとグッチは“ロゴを使わない”方向に切り替え、新作にロゴを強調しないシリーズを発表したが、その効果はまだ現れていない。

 

オーディション番組:歌オーディションはまだ行ける

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“オーディション番組審査員の元カノが離婚し、視聴者が彼女の去就に注目!”、”オーディション番組プロデューサーがスピード離婚!” 王菲と汪峰(ともに歌手)が同じ日に離婚したことで、ネットにいろいろなウワサが流れた。

「中国好声音」は依然最も視聴率が高いオーディション番組で、番組演出から審査員のレベル、プロデューサーの話題性まで、すべて前年の水準を上回っている。昨年は娯楽番組規制令の影響を受けた「私は歌手」も視聴率が上昇した。

 

映画館:万達は拡大を続ける

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万達シネマは依然1級都市で一番選ばれる映画館である。万達ショッピングモールが代表する万達不動産開発グループの著しい成長がここ数年間、万達シネマの1級・2級都市での展開を支えた。2011年にカナダIMAX社との提携で、万達のIMAX映画館の数が他社合計よりも多い結果となった。観やすくて、席が広くて、スクリーンが大きく、迫力満点の音響であれば、観客は数十元高くても気にしない。

 

ファッション雑誌:コンデナスト社がリード

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今年はGQが”瑞麗”を追い抜いて2位に入った以外は、昨年と大きく変わったところはない。GQが社会問題や価値観などにもフォーカスを当てるようになって、ファッション雑誌特有の軽さは消えつつあるが、GQの躍進から分かったことは、中国の男性サラリーマンもファッションに興味を示すようになったことだけは確かのようだ。

当然、これはコンデナスト社にとっての勝利でもある。このアメリカ雑誌出版業界の巨人は、当社が出版する女性雑誌VOGUEと男性雑誌GQは、中国での読者数でも認知度でもダントツである。今後の動向については、当社がメディア事業に触手を伸ばしていることも注目に値する。

 

元記事:http://www.investide.cn/news/newsDetail.do?investNewsId=90649

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