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微信とWhatsapp、それぞれ違うNo.1


12012年第一四半期、騰訊はKakao Talkに投資すると宣言し、Kakao社に4.03億元(67億円)を出資し、13.84%の株式を取得した。これから計算すると、当時この投資時に評価したKakao社の企業価値は30億元で、約5億ドルとなる。

しかし、当時Kakaoの月あたりのアクティブユーザー数は2500万人から3000万人の間で、総ユーザー数は5000万人だった。これから計算すると、1人のアクティブユーザーの価値はだいたい18ドルぐらい。

Whatsappの買収価格190億ドルで計算すると、4.5億人のアクティブユーザーを抱えているので、だいたい1人のアクティブユーザーの価値は40ドルあまり。

このふたつの取引を単純に比較すれば、同じ業界で、ユーザー単価は2年で18ドルから40ドルに上がったことになり、その上昇率は120%。

それでは、増えた120%は何だったのか?

ひとつはWhatsappのヨーロッパとラテンアメリカでナンバーワンシェアを持っていることと、アジア市場(東アジア市場除く)での影響力にあり、もうひとつはFacebookがモバイル対応で危機感を募らせていたことに由来する。

もうひとつ、もっと重要なのはWhatsappが囲い込んだユーザーは商業化のベースになりうるということにある。

メッセージ・アプリのカテゴリで課金方法はふたつあり、ひとつはユーザーから直接課金する方式で、この方式の最王手はWhatsappである。もうひとつはユーザーは無料でサービスを利用することができるが、派生サービスで課金する方法。この方式にはKakao TalkとLineが含まれる。

商業化の方式から言えば、Whatsappは直接課金方式を採用しており、毎年の課金料金は0.99ドル。

一方、もうひとつの方式を採用するLineはどんな特徴があるのだろうか?

Line公式サイトが発表したデータによると、2013年当社の売上は約518億円で、ドル換算で約5億ドルぐらい。ユーザー数を見れば、2013年1月のユーザー数は1億人を突破し、11月に3億人を突破した。収入とユーザー数から推測すると、ユーザーひとりあたりから得られる収入は2.5ドルになる。

0.99ドルvs2.5ドル、これはふたつの方式の違いによる結果だ。前者は本業サービスの利用への直接課金だが、ボトルネックもそこにある。後者は本業以外にいろいろなことをやらなければならないが、利益率は高い。

Facebookのような大企業にとって、50人足らずのWhatsappよりずっと能力と野心を持って、この優れた事業をベースに商業化することは可能である。(当然、前提は先輩のYahooのように、買収した企業が次々と死に至らなければの話だが)

しかし、この方面は微信はさらに大きな野心を持っている。国際化以外に、いまの微信の商業化戦略を見れば、当社はO2Oの分野でIT業界から寄せる期待は、遥かにLine、Kakao、Whatsapp、Kik、BBMより大きい。

中国市場でナンバーワンになったあと、、微信は理屈上中国経済のあらゆる分野で発言権を持つようになり、まさにやりたい放題にできる。これに対して、アメリカ、日本、韓国などの成熟した市場にいる競争相手はただ羨ましく思うだけで、手を出せない。これは、微信にとって幸運なことだ。

 

元記事:http://www.ithome.com/html/it/73732.htm

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